表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雑種の冒犬者  作者: カルキ
18/43

衝撃の事実と刺身

きゃん

ワンワンワンワん

ひょー

わふっ

くーんくーん

ばふばふ


『うるさいわい!犬ども!お前らから

 くうぞ!!!』


くーんくーん


熊に一喝され大人しくなった。


『単純な話だ。動物性タンパク質を

 とらなければ、力がつかん。』


『なんだ、それは?』


熊が答える。

『早い話が肉や魚だ』


??なんだそれ聞いたことないぞ?

肉や魚って食べられるのか?

アヌビスの教えは、

そんなものを、食べるのは邪悪と

言われている!そもそも食べられない

のでは?

『なんだ?それ!?そんなもの!!?

 パンとコロコロのカリカリフード

 だけ食べてきたぞ。』



『ははぁ読めたぞ、お前らの町は

 雑種に力をつけさせないように

 穀物みたいなものばかり食べさせて

 おるのだろう。

 動物性タンパク質をとっていたら

 基礎能力が強くなる。

 わしもお前らの食料を狙ってきたのだ。

 その美味しそうな匂いにな!』





え?まじかよ?

『まさか僕らを食べるつもりか?』




熊が、呆れて答える

『わしらも動物の肉などすすんで

 食わん。が、おそらく、お前らの餌の匂い

 からして、お前らの町はさかなを食ってる

 筈だ!しかも、上級の噂に聞く刺身を

 もってきているな!!!』



僕とタロ、ジロが、同時に聞き返す。

『さ、さ、さ、刺身だと!

 なんだその魅力的な響きは!!どんな

 食べものだ!?』



熊は答える。

『ははは、小僧ども、興味があるのか?

 ならば、エサの場所を、教えろ。

 分け前をやってもいいぞ。』



ゴクリ。

魅力的な提案だ。

 










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ