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神々のゲームに巻き込まれた俺の異世界転生記  作者: 二児のママの暇つぶし
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3歳からの修行編その2

俺は中庭にある大きな木の下に座らされて、目をつぶっていた。

いわゆる瞑想をやらされていた。


もう1時間以上たったかな?これが何の役に立つのかな?

足は全く痺れないけどなんでだろ?


「ハルトさま、何も考えずに心を無にしてください。まずはそこからです。ちなみに私がハルトさまの状態を見ながら、魔法で状態異常を回復しておりますので、足は痺れることもなく瞑想をすることができます。」

頭の中にサリエルの声が響く。

マジ慣れないなぁ頭がキンキンする。


はいはい無ですね。何も考えませんよ。

途中眠ったりしたら、エルさんに起こされて、雑念が入ったら注意されを繰り返しながら瞑想を続けた。


それから何時間たっただろうか?

不思議なことに大地から木へ何かが上がっていく、吸い込まれていく、そんな感覚を感じることができた。


それと同時に自分の体にもポカポカとする何かを感じた。


「そうです。それこそが魔力であり、マナと呼ばれるものです。それを感じることこそが修行の第一歩だったのです。第一段階はクリアしましたね。」

再びエルの声が頭に響くが、さっきほどは痛くない。

「マナを感じることが出来たので、ある程度の耐性ができたようですね。」


だから木の下に座らされたんですね!

なんか自分の体の中のマナもわかるようになりました!


「木は大地から常に微量なマナをもらい循環させていますので、近くで瞑想するとそれを感じやすくなるのです。それに気がつくことができれば、自分のマナにも気がつきやすくなるのです。一度気がつけばあとは忘れたりすることもありません。」


なんかポカポカするものが循環するのを感じます。

これがマナか、なんだろうこの高揚感、今なら魔王にも、勝てる気がする!


「いえ、それは無理です。まだレベル1ですから、今はマナが溢れ出てる状態ですから、変にテンションが上がってるんですね。少し落ちついてください。深呼吸してまた心を無にすればマナも落ち着きますよ。」


言われたとおりにすると少し落ちついた。

マナも下がった気がする。


あっそういえばこんな何時間も家を留守にしてたけど、母親が心配してないですかね?


「ご安心ください。私が幻影の魔法を使っておきましたので、ハルトさまは家に戻られてお昼寝してることになっております。」


すごいですね!これで安心できます。

しかし疲れました。そろそろ休憩してもいいですか?


座っていただけなのだが、3歳の身にはきつかったらしく体力的にも精神的に疲れてしまった。


「今日はもういいでしょう。1日目にしては上出来ですよ。それでは透明化の魔法を使用しますので、ご自分のお布団までこっそりとお戻りください。」


すごいなこの人、なんでもありだな。

透明化になってるか心配しながら家にもどってみた。

途中母親とすれ違うも全く気がつかないので、本当に見えていないようだ。

俺は自分の布団にもぐり込みぐっすりと眠った。

それと同時にサリエルさんが透明化と幻影魔法を解除してくれたみたいだ。



「サリエルよ修行の方はうまくいっているようだな。」


絶対神が天上世界から地上を覗きながら話している。


「絶対神さま、ハルトさまはいい才能をお持ちのようです。マナを感じる修行も正直一週間はかかるかと思いましたが、1日目でクリアされました。


「あまり期待はしていなかったのだが、いい拾い物だったらしいな。絶対神ゲームが始まるまで人間世界の時間であと10数年ほどか。我々からすればあっという間だが、それまであの者の面倒を頼むぞサリエルよ。」


「お任せください絶対神さま。」



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