3歳の誕生日
3歳の誕生日の夜
ものすご〜い頭痛とともに俺は全てを思い出した。
前世で俺は佐藤健だったけど、今世ではシュタイン=ラインハルトだ。みんなからはハルトと呼ばれている。
前世と今世の記憶が混じった感じで変な気分
「無事に記憶が戻ったようですね。私はあなたの案内役を務めさせていただきます。サリエルと申します。気軽にエルとでもお呼びください。」
わわわ、突然頭の奥の方に声が聞こえてきた。
慣れないときついなこれ。
「あのぅエルさんは、絶対神さまの関係の方ですか?」
「その通りでございます。この世界に慣れていないあなたのフォローまた魔王を倒すまでのアドバイスをさせていただきます。」
「それは非常に助かりますが、なぜ3歳で記憶を取り戻す必要があったのですか?3歳じゃ何も出来ませんよ?」
「え〜この世界には地球にはなかった魔力というものがございます。佐藤さまがわかりやすいように言うのであればMPということになります。
3歳の頃は特に魔力がつき始める頃で、ここでそれに気がつき練習する、しないでは大きな差ができてしまうのです。ですから明日からは魔力の練習をしていただきたいと思います。」
「あ〜そういうことだったんですね。わかりました。魔王を倒すには必要ですもんね。」
「はい。ではとりあえず今日はお眠りください。明日からはビシバシ鍛えさせていただきます。」
「…お手柔らかにお願いします。」
本当に転生できたんだな。とりあえずもらったスキルとかは明日確認しよう。
なんか、すごくねむ い や …