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幼馴染と行くあべこべ世界  作者: ミルフィーユ
第三章:幸せな日々
73/124

#73:圧倒!ボウリング対決

3人デートで始まるボウリング対決。

しかし、その差は歴然なようで……!?

ご褒美と罰ゲームその内容とは?

「それじゃあ、早速ボウリングやろうか」

「うん!」

「はい」


 愛結先輩と光沙先輩と一緒にボウリングをやるところまで入った。お金は俺が払うといったのが、二人に難く拒まれてしまったため渋々お願いすることとした。




「それじゃあまずは私から行くよ!渉君、私のカッコいいとこ見ててね?」

 

 じゃんけんの結果により、光沙先輩、俺、愛結先輩という順番に決まった。一番手の光沙先輩は早速ボールを持つと、笑顔で俺の方にアピールしてきた。彼女は軽々しくボールを持ち上げていた。そして、レーンの方を向くと思いっきりボールを転がした。彼女の手から放たれたボールはすさまじい勢いで転がった。


 しかしボールは右にそれてしまい、レーンから外れてガーターとなってしまった。悔しそうな表情を浮かべた彼女はすぐに、ボールを取り出して二投目を行った。しかし、今度は左側にそれてガーターとなってしまった。




 ボーリングの結果は一位が愛結先輩、二位が俺、そして最下位が光沙先輩だった。というか二人がいろんな意味で勝負にならなかった。光沙先輩は力に頼るばかりで、コントロールが壊滅的だったのでほとんど点数を取っていない。


 反対に愛結先輩は正確なコントロールで、全て一発で倒しており全てストライクという結果に終わった。プロも驚くレベルだろう。そんな二人と戦っている俺が、一位とか最下位など取れるわけもなく二位を取った。



「ふふん、たまにはこういうのも幸せだな」


 そう言って愛結先輩は俺の腕に抱き着いてきた。普段であれば光沙先輩は反対側の腕に抱き着いてくるのだが、少し離れた位置で俺たちを恨めしそうに見ていた。ボーリングのご褒美と罰ゲームとして、愛結先輩は俺に二人きりで抱き着く権利を得て、光沙先輩は逆に俺に抱き着くという権利をこの時間の間だけ失っていた。


 そのためか彼女は滅茶苦茶不満そうだった。普段ならこういう時に彼女をなだめる愛結先輩が、俺の方に夢中で完全に彼女の様子に気づいていないのが原因だろう。するとどこからか見覚えのあるメイドさんたちが現れて、光沙先輩と何かを話し始めた。すると彼女たちから何かを受け取った光沙先輩はおとなしくなっていた。



「次はこっちの方にあるクレーンゲームをやらないか?」

「そうですね」

「私に任せておけ。どれも一発でとって見せよう」

「こういうのも愛結は得意そうですもんね」

 ボーリングは精密なコントロールがいる。クレーンゲームも同様だ。そんな彼女がクレーンゲームをやるとなると、まぁ大体想像はついた。彼女は、ほしいと思ったものを次から次へと一発でとっていた。


 俺はクレーンゲームを見ていて、気になったものがあった。


「男の人の写真なんてものもあるんですね」


 男の人の写真が景品となっているクレーンゲームがあった。とはいってもその写真に写っているのはおっさんだが。この世界ならではの光景だろう。


「ああ、それは中々人気だな。私のクラスメイトの中にも持っている人がまぁまぁいたからな」


 愛結先輩はそう言うと、何かに気づいたのか突然慌てるように俺のことを見てきた。


「ご、誤解がないように言っておくと勿論私は持っていないぞ?」


 俺が愛結先輩がこの写真を持っているんじゃないかと疑いを持つと思ったのか慌てるように言ってきた。


「本当ですか?」

「ああ、そもそも私には渉がいるし、こんな物に興味はないからな」

「……愛結先輩」

「またデート中に先輩を付けたな?私との約束を守れない悪い後輩君にはお仕置きをしなくちゃいけないな」


 その直後俺は、唇に柔らかい感触を感じた。

前書きのあらすじはノリで書きました。

意味はないです。

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