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幼馴染と行くあべこべ世界  作者: ミルフィーユ
第一章:学校編
43/124

#43:楓のお願いと可愛い妹

前回の続きになります。

リアルが忙しいため、来週の更新はありませんm(__)mまた他の作品についても投稿を再来週の前半くらいまではお休みさせて頂きます。

あべこべは再来週の日曜日には投稿できると思います。

「さて、渉を何してもらおうかしら?」

「まぁ、なんでもいいんじゃない?」

「お姉ちゃんはそうねぇ、ベットの上で愛し合いたいんあだけど」

「お姉ちゃんは黙ってて。碧は……お兄ちゃんとキスしたい」


 楓のお願いを聞くことになった俺と桜なのだが、楓は桜よりも俺に何かをしてほしかったみたいで直ぐにお願いは俺だけが聞くことになった。碧や千佳姉も呼んで、俺に色んな事をさせるらしい。


 何かいろんなことをさせられた。4人に肩を揉まされたり、マッサージ―を頼まれたりした。千佳姉のお願い以外は叶えるようにと言われ、碧とキスをした後他の3人ともキスをした。キスをした時の碧は顔を真っ赤にしており、滅茶苦茶恥ずかしそうに俺の胸に体を預けてきた。俺は彼女の頭を撫でてあげると気持ちよさそうな表情を浮かべた後、俺の胸の中でそのまま眠ってしまった。




「こうしてみると碧ちゃんって可愛いよね」

「滅茶苦茶かわいいと思う」


 桜が、俺が抱いている碧を見ながらそう言った。楓と千佳姉も俺たちを見ながら、微笑ましいものを見つめるような表情を浮かべていた。


「何かもうたくさんお願い聞いてもらったしこれぐらいでいいんじゃないかしら?」

「そうだね。お疲れ様、渉君」

「お姉ちゃんは渉と一緒に寝たいんだけど、駄目?」


 千佳姉が、少し不安そうにそう聞いてきた。それを聞いた楓はむっとした顔をすると、俺と一緒に寝たいと言ってきた。桜は昨日寝たし、彼女自身も今日は譲るとのことだったので、俺は碧を上に乗せて、寝ることにした。


「渉はやっぱり自慢の弟で……自慢の彼氏ねぇ」

「当たり前よ。だって私の渉何ですもの」

「どういう意味よそれ」

「そのままの意味よ。私たちは2人で一人そう思っているんだけど、違った?」

「いや……間違っちゃいない」


 昔から色々と楓に助けられてきたからなぁ。そんなこともあってか彼女を好きになっったんだけど、その相手から褒められるとやっぱり他の子に言われるよりも嬉しかったりする。勿論、五月とか碧とかに言われても嬉しいんだけど、元の世界に居た時から好きだった楓と桜に言われるのとでは全然違う。


「どうしたの渉?」


 いつの間に千佳姉は眠っており、楓は目をこすって眠たそうではあるものの、何とか目をあけている状態で俺にそう聞いてきた。でも今の言葉を正直に言う度胸はない。それに、この世界の男女比がおかしいから、好かれるけど今の五月たちはそれだけじゃないと思っている。だから、この考えは捨てる。勿論、五月や碧のことも今まで愛していたし、友人や親友と呼ばれる類の好きではなかった。それでも、楓や桜んい対する好きといった所までではなかった。しかし、今彼女たちと過ごしていて碧や千佳姉に対する好きが楓や桜に向ける物と同じものになっていた。


 今は誰ともしていないけど、高校を卒業するくらいには、さっきの千佳姉が言ってたことも体験してみたいな。俺はそんなことを思いながら、眠った。




「おはよう、お兄ちゃん」

「んー、おはよう碧」


 俺にまたがるようにして乗っかっている碧がいた。うん、可愛い。隣を見ると千佳姉も楓もまだぐっすりと眠ってしまっていた。


「お兄ちゃん。おはようのちゅーしよっ?」

「勿論いいぞ」

「本当に!?やった……えへへ」


 なんだこの可愛い生き物は。昨日の緑もすごく可愛らしかったけど、キスをせがんでくる今日の碧もとても可愛らしい。俺は彼女の唇にそっと自分の唇を当てた。恋人同士がするような優しいキス。時間にしてほんの数秒だったのだが、彼女はとても嬉しそうな顔を浮かべていた。そんな彼女がとても可愛らしいこともあり、「もう一回」とねだられた俺は再び彼女とキスを交わした。

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