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幼馴染と行くあべこべ世界  作者: ミルフィーユ
第一章:学校編
37/124

#37:碧と千佳と五月に告白

姉妹と現幼馴染についに……?!

続きは本編で。


「あっ、遅いよ2人とも!」

「愛結先輩いつの間に手を繋いでたんですか?」


 俺たちが家に着くと、息切れをしながらも、家の前で待っている五月と光沙先輩の2人が声をかけてきた。


「渉、私が勝ったから癒しを要求する」

「いやいや、私の方が速かったので私にご褒美をください」


 あれ、いつの間にか俺がご褒美を出す前提の話になっていないか?


「2人とも喧嘩しない。いつまでもここに居るわけにもいかないし、お邪魔していいかい?」

「うん、勿論」


 本当にこう言う時に愛結先輩のありがたみ感じるよなぁ。家に帰ると、いつものように碧が玄関まで走ってきて俺を出迎えてくれた。そのまま彼女に手を引かれて、リビングに向かうと、楓と桜が不満そうな表情で俺たちのことを見つめてきた。


「渉、これから私の部屋でお話しようか?」

「私も楓ちゃんと一緒に話ししたいなぁ」


 そう言えば、委員長たちとデートみたいなものをしたことも言ってなかったっけ。それから由衣の家に言ったことについても言っていない。愛結先輩に引き留められたので部屋にはつれて行かなかったけど、リビングでそのことについて話させられた。




「おっ、みんなで集まって何してるの?渉、お姉ちゃんも混ざっていいよね?」


 しばらくして、雑談をしていると千佳姉が話に混じってきた。


「そうだ、お兄ちゃん。この間の話考えてくれた?」

「この前の話?」


 碧が突然そんなことを聞いてきた。楓たちは何のことか知らないのでみんな首を傾げていた。楓が何のことかと碧に「聞くと、彼女の代わりに千佳姉が答えた。


「私たちと結婚してほしいって、お姉ちゃんが頼んだの。保留にされちゃったけど、そろそろ意見出してくれてるかなぁと思って」

「あはは……私たちがいた世界だと、兄妹婚認められてないし、戸惑っちゃってるのかもね?でしょ、渉君」


 桜が俺のことなら何でもお見通しみたいな感じでそんなことを言ってきた。しかし、今の話を聞いて黙っていなかった人物が約一名ほどいた。


「あ、私もそういえばそうお願いしていましたね。私のことも考えてくれました?」


 五月だ。この世界での俺の幼馴染なんだけど、この前彼女にも告白されている。そもそも3人の告白を保留にしたのは、前世に影響されていたということと、近すぎる関係だが彼女たちのことを良く知らないということだ。誤って彼女たちを傷つけてしまってっも、家族と言う関係や幼馴染と言うものがあれば一生関わることになる。そう考えると、少し怖かったというのもあった。


 でも、碧や千佳姉、五月と接してきて彼女たちと一緒にいる時間は楓たちと居るときと同じぐらい楽しいと思っている。そして、彼女たちと話しているとムネノコドウが早まるような感覚もあった。ここまで聞くとどれだけ俺は惚れやすい性格なんだろうと思えてくるけど、惚れてしまったものは仕方ないのかもしれないな。だから俺は彼女たちに言うことにした――俺の想いを。


「碧、千佳姉、五月。俺は3人のことが好きだ!俺と付き合ってください」

「お兄ちゃん……うん!」

「渉……勿論だよ」

「渉君……はい、宜しくお願いします」


 そう言うと3人は泣きながら俺に抱き付いてきた。この世界の人々にとって、結婚は大事なものだ。この選択が合っているかどうかなんてわからない。でも彼女っ体とも付き合うと決めた以上、彼女たちを幸せにする義務があるんだ。


「これからよろしくね」


 俺が一言そう言うと、みんなは微笑んでくれた。しかし、楓と桜を除いた彼女たちが「可愛い」と言って俺のことを襲ってきたので、これを鎮めるのにすばらく時間がかかった。みんな男に対する耐性がついてきているけど、まだまだ楓たちには遠く及ばない――ぞう実感させられた。


ついに3人に告白しました。前回学校編って言ってたのに、内容変えちゃった…次回こそ学校編出します。

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