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幼馴染と行くあべこべ世界  作者: ミルフィーユ
第一章:学校編
32/124

#32:2人とショッピングデート

デート編です。次回もこの話伸ばすか、別の話を書くか。どちらの方がいいのでしょうか。ご意見があればお願いします。



「渉、五月ちゃんと何話してたの?」

「桜……怒ってるの?」

「うんうーん、怒ってないよ?」


 いや、確かに笑顔なんだよ?でも目が笑ってないと言いますか、その後五月と委員長と何を話していたのかを話させられた。




「渉君、迎えに来ましたよ」

「こんにちは、呼ばれたから来てあげたわ。まぁ、私なんか呼んでも面白いことないと思うのだけれど」


 何処かで待ち合わせをしようかと言ったんだけど、五月が俺のことを迎えに来たいと提案して、委員長もそれ乗ったため、このような形になった。俺1人に対して女子2人だけど、多分2人からすればデートみたいな感覚何だろうな。デートなら待ち合わせして、「今来たところだ」とか言ってみたいんだよなぁ。何気にそういうことはしてない気がする。楓とは距離が近すぎたしな。愛結先輩の時に至っては彼女連れてたしな。だから今日は初心にかえって楽しめるんじゃないかと実はドキドキしている。


「さーて今日は一生懸命楽しみましょう!」

「そうね、私なんかと一緒で楽しめない気がするのだけどね」

「そんなことないぞ、2人といれるだけで楽しいぞ」


 デートの時こういうことを言ってあげるといいって聞いたことあるけど。「貴方と居れることが幸せ」的な?あれ、ひょっとして変なこと言っちゃったのだろうか。そう思って両隣に居る2人を見たのだけど、2人とも顔を背けてしまっていて、表情をうかがうことが出来なかった。




「気を取り直して、最初はやっぱりショッピングに行こう!」

「いいわね。とは言っても私普段本くらいしか買わないのだけれど」

「うーんそうだね、服とか買ったらどう?渉君を誘惑する用の」

「確かに、それもいいわね」


 ……そういうことは俺のいないところで話してほしかったな。そんな俺の想いは伝わらず、俺はショッピングモールへと腕を引かれた。



 ショッピングモールの中は人であふれていた。俺たちが今いる世界がこんな世界なので、女性客ばかりだ。男の人は先程1人見かけただけだ。そもそも男の人が家の外に出るといった行為が珍しいものだから、不思議でも何でもないんだけど。


 俺は両腕をそれぞれ委員長と五月と組みながら、歩いた。心臓がすごいバクバク言っている。この世界に来て慣れたと思ったのに。やっぱり親しい友人からのアプローチと全く知らない女性からの視線だと全然違うんだなぁ。最初のころはどちらもドキドキしていたけど。


「可愛い男の子発見」

「ちょっとそこの男の子、あたしたちと」


「はぁっ」

「ふんっ」


 ナンパをしてくる女性もいる。あっちだったらされることもまずなかったし、されたらほいほいついて行ってしまったけど今は何も感じないな。というか、今の誰!?メイド服の女性2人が、ナンパしてきた女性を最後まで言葉を発する前に何処かへつれて行ってしまった。それにしても彼女たちどこかでみたことあるような……うちのメイドさんたち?いや、そんなまさかね。


「どうかしたのかしら?デート中に他の女性の方を見るなんて感心しないわね」

「渉君、いい女性でも見つけましたか?」

「いや、見つけてないけど」


 というか2人の対応の差はなんだ?委員長は俺に対しても最近毒舌になってきた気がする。


「矢部さん、あんまり言いすぎると渉君に嫌われちゃいますよ?」

「いや、渉は多分コッチの方が好きだからもっと言ってあげたほうがいいのよ」

「そうなんですか?」

「いや、違うからね!?」


 俺はMじゃないから。そんな違うのって可愛らしく首をかしげてもだめだから。これでこの話は終わり。そう思っていたのだけど。


「渉は辱められるのが好きだから、女性物の服を着させてあげるわ。五月ちゃん、抑えてくれるかしら?」

「任せてください!」

「うぎゃぁあああ」


 俺は二時間ぐらい、彼女たちの着せ替え人形になったのだった。もう、買い物行きたくない。



渉たちの家にはメイドがいるという前に出した設定を引っ張ってきました。

いつか彼女たちにもスポットを当てたいと思っていますが、今はメイドAとかメイドBとかと思っていただければ。ちなみに五月も一応メイドに近い立場に当たります。


プチ資料集でした。

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