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短文  作者: 一ノ月
4/4

容疑者

 別に、完全犯罪や時効を狙った訳じゃない。

 ただ案外、眠っているうちに楽に死ねるのなら死んでしまいたいと思っている人は思っていた以上に多くて、ひっそりと依頼を受けるうちにいつの間にかそうなっていた。

 限界というものは本人が気付かないうちに来てしまっていて、ふと気が付けば直視できなくなった現実に日々追い立てられながらどこに向かっているのかさえ分からない道をただひたすらに歩き続けなければならない。


 可哀想。


 理由はただそれだけだ。生きる事が苦痛なら、それを取り除いてあげるのは間違いではない。

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