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短文  作者: 一ノ月
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ひとり立つ

 孤独とは何だろうか。

 孤独とは罪だろうか。


「結婚はしないの?」

「絶対しないって決めてる訳じゃないけど、多分出来ないんじゃないかな」

「もったいな~い」

「あはは、私に結婚なんて無理ですよぅ」


 結婚が出来ないと思う理由は幾つかある。

 まず根本にあるのが、彼女が他人と関わる事を殆ど望んでいないからだ。多くの人から見れば、彼女は孤独に見えるだろう。


「休みは何してるの?」

「ん~色々してますよ。ずっと動画見てる日もありますけど」


 彼女は何かしらの用事がない限り外出をしない。欲求が少ないというのもあるが、根本にあるのはやはり他人と関わるのが面倒だという考えだ。彼女は他者を必要としない。


「彼氏欲しいとか思わないの?」

「そうですねぇ・・私我が儘なので、難しいんじゃないかなぁと思ってます」


 彼女の恋愛対象は男である。しかし彼女は男に何も期待していない。というよりも他人に期待をしていないのだ。


「先輩こそ、そんな事聞いてくるって事は好きな人でも出来たんですか?」


 彼女はとても楽しそうに話す。こういう会話を彼女は好む。聞いているだけで楽しい気持ちになるからだ。幸せな話は聞いていて心地良い。

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