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拝啓サンタクロース様  作者: イソジン
第一章・一年目
9/11

海水浴

海に行きました

8月になりました。結婚式も落ち着き暇な日が多くなりました。


「あっちぃ…」タンクトップを着て木の影でトーマスくんがねっころがっています。

「トーマス!そんなとこで寝てないで仕事しなさいよ。私だって暑いなか頑張ってるのよ?」

ミレルヴァちゃんはいつものようにトーマスくんを怒ります。

「仕事って言ってもよー。結婚式もないしさ、そんなにやることないじゃん。それに怒るのなんでいつも俺だけなんだよ。トレントも俺の横でねてんだろ?」

トレントくんは二人のやりとりを気にも止めずスヤスヤと寝ています。

「トレントは自分の仕事終わらせてるわよ。」

さすがトレントくんです。

「わぁーかったよ。はいはい。仕事すればいいんですねー」

そういうとトーマスくんは教会に入っていきました。


「ったく。あいつは…今日は早く仕事終わらせて海行こうって行ったの自分じゃないの…私ばっかり頑張ってバカみたい…」

昨日そういえばそんなこと言ってた気がします。

私は海に行ったことが無かったので仕事を黙々と頑張っていました。。



11時になり、皆仕事が終わったようです。


「やっと終わったー。にしてもあっついな。海にでも行きたいわ」

トーマスくんが背中を伸ばしながらそういいます。

「あれ、トーマス。今日早く仕事終わらせて行こうって話だよね?」

目を覚ましたトレントくんがいつもの調子でトーマスくんに言います

「あれ?そうだっけ?」

「あんたまさか、自分で言って忘れてたんじゃないわよね?」

ミレルヴァちゃんがまた怒っています

「わ、悪かったから怒んなよ。じゃ、行こうぜ」

喧嘩をしている姿がとても微笑ましいと思いました。



教会から少し行った所に川があると前、話しましたがその川を少し下って行くと海に出ます。いつも買い物に行っている町とは逆方向ですね。

「うわぁ…大きい」

始めてみる海は大きくて、太陽に照らされてキラキラと光る水がとても綺麗でした。

「しゃー!入るか!」

「よーし。」

トーマスくんとトレントくんが服を脱ぎ始めました。

「え、ちょ…」

私が訳がわからず目を手で押さえます。

「なにやってんだ?」

「どうしたのテレサちゃん?」

服を脱いだであろう二人が近くに来て私に話しかけます。

「だって裸に…」

「え?wいや、海水浴用のパンツ下にはいてきたから」

「え」

恐る恐る目を開けると二人とも水着姿でした。

「あぁ…よかった。でも私水着持ってないし着てきてない…」

「そういうと思って用意してありまーす!」

ミレルヴァちゃんは鞄から色違いの水着を出しました。

「私のおさがりだけどね。あっちの木の影で着替えてきましょ!あんたたち見たら…」

「そんなの見ないよ!」

「ああ、見たくもない」

「…」

ミレルヴァちゃんはまた怒ったのか私の手をつかんで木の影まで引っ張っていきました。



水着は下着みたいですがなぜだか恥ずかしくありません。

「ひゃ…冷たい」

外の気温との差にビックリしましたが冷たくて気持ちがいいです。


私とミレルヴァちゃんは浅いとこで遊んでいますが男の子二人は深いとこまで行って泳いでいます。


「よーし。今年こそはトレントより速く泳いでやる!」

「勝てるかな?w」



あっという間に日は暮れて、帰る時間になってしまいました。


「あー、また負けた…」

「まぁ当たり前だね。これで30連勝だよ?」

トーマスくんはまた負けたようです。


「はぁ…」

ミレルヴァちゃんはさっきまで楽しそうでしたが何か不安そうです。


私の初めての海水浴はとても楽しい思い出になりました。また近いうちに来たいですね


いつのまにか1週間空きました

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