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第七章「相棒の相棒は衝撃」
マサキは例の金持ちとスイフトスポーツを探しに行くことにした。
「キミ、名前なんていうの?」
「シンヤ。よろしく。」
「よろしく。俺はマサキ」
金持ち。いや、シンヤに聞いてみた。
「なんで俺について行きたいの?」
「いや、なんか面白そうだから。」
「そうか。で、何乗ってるの?やっぱりフェラーリとか?ランボか?」
わっはっはっはっは!
急に笑われた。
「そんなん怖くて乗れねぇよ。今から持ってくるから待ってて。」
シンヤが民衆を分けいって奥の方に行くとしばらくして大きな音が聞こえた。
ぐぅぁあああああん!
その音に気づいたのか民衆は道を作った。
そこから出てきたのは。
フェラーリでもなけりゃランボルギーニでもない。
黒と緑のケーニグセグ アゲーラRだった。
サングラスの男が窓から顔を出して叫んだ。
「イタリアのスーパーカーなんてなめられそうで怖くて乗れねぇよ」
なんだコイツ。