学校
〜六花side〜
次の日の朝
「んっ…いたっ」
荷物をまとめながら寝てしまったらしく体の節々が痛い。
伸びをすると面白いぐらいにバキバキッとなった。
父さんと母さんはいないようで静かだ…
「何時だろ…」
携帯をみると表記されてたのは「7:20」遅刻ギリギリだ。
「えっうそ。やばっ」
慌てて起き上がり洗顔、歯磨きをし制服をきてなんとか
間に合わうようにするにも15分かかってしまった。
遅刻なんてしたことない優等生として褒められてるのに今
遅刻したら終わりだ
家から学校までは、30分ここは気合いだ。
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キーンコーンカーンコーン
「ふぅ…間に合った。」
間一髪まにあった。その代わり髪の毛ボサボサだけど(笑)
私の通っている公立高校は少し頭が弱いつまり馬鹿が多い。
それ故かイジメがある。
私のクラスの暗くて泣き虫な人が的にされてたはずだ。
以前、その子を助けたいと私に救いを求めてきた優等生タイプ
の子はいたけど私が「自分を的にしてまで助けたい相手なの?」
ときくと裏を返すように「やっぱりいいや」と笑った。
所詮そんなもんいじめる側もみる側も怯えてる戦国時代
のように「次は我の躰か」と。
みえないその場の空気に怯えるなんて私はご免だ。
だから、イジメは存在しないといい方向に頭で修正して
窓きわの自分の席で大音量で音楽を流してる。
はやく、1日が終わればいいのに。