冬馬くん
それから雪菜は付き合ってた彼氏の他にも付き合ってる人がいた。
彼氏は知っていたけど知らないフリをしていたみたい。
なぜなら雪菜に捨てられたくなかったからだ。
なぜそこまで人を好きになれるのか分からなかった。
私は同じ学校に友達と呼べる人がいなかったので
ちょくちょく雪菜のいる学校に行っていた。
幸い雪菜の彼氏はサッカー部なのでバスケ部の要に会わなくて済んだ。
でもたまに見に行こうとする自分が居た。
多分雪菜は気づいてる。
私が校庭から離れようとすると決まって付いてくる。
だから私は仕方なくトイレに行く。
トイレに行くと決まって雪菜はメイク直しをする。
雪菜はメイクしなくても充分かわいいのに・・・。
羨ましかった。
校内を二人で歩くと半端ないくらい男子の目が気になる。
みんな雪菜のファンなんだろうな。
雪菜が羨ましいな。
そしたら突然「すいません。ずっと見てました。もし良かったら付き合ってください!!!」
私 「あっごめんね。私先行ってるね(^_^;)」
雪菜 「あっごめーん。私彼氏いるんだ。だから付き合えないから」
???「いえ違います。林じゃなくて・・・」
私 「え?え?私?」
???「はい。ダメですか?」
雪菜 「良かったじゃん。ちょうど彼氏いないんだから付き合っちゃいなよ。」
私 「そんな簡単な話じゃないよ」
???「ダメですか?」
私 「いや私あなたの事よく知らないし・・・。」
???「あっ名前まだ言ってませんでしたね。俺冬馬です。美沙さんの事これからもっと知っていきたいです。(//∇//)」
雪菜 「良かったじゃんほらほら彼氏できたお祝いしようよ(*^_^*)」
私 「いやまだ付き合ってないし」
冬馬 「ダメですか?」
私 「いや考えさせてもらえませんか」
冬馬 「わかりました(*^_^*)」
雪菜 「あ~あ付き合えばよかったのに~」
私 「何でそんなに焦らすの?」
雪菜 「だって彼結構モテるのよ。」
私 「そうなんだ。。。」