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エッセイ/創作論集

AI小説が増えた今、作家は何と戦っているのか

作者: すっとぼけん太
掲載日:2026/04/26

みなさん、小説書いてますか。

調子はいかがですか〜♪♪


私はちょっとスランプです(笑)


――◇――


いま、なろう界隈で、

ちょっとした騒ぎになっているものがあります。


そう――


AI小説問題。


・「AIが書いた小説が増えている」

・「ランキングが荒れている」

・「見分けがつかない」


そんな声が、

エッセイランキングの上位をかなり占めています。


実際、ランキングを覗いてみると――


・AIの見分け方

・AIに疑われた話

・AIはつまらない論

・AIは必要かという哲学

・AI作品は分けてくれという要望


……と、見事にバラバラ。


でも、全部読んでみると、

ある一つのことに気づきます。


――◇――


「みんな言ってることは違うのに、

 感じてる“違和感”は同じ」


――◇――


じゃあ、その違和感って何なのか。


ちょっと整理してみます。


■ AI作品の問題点(超ざっくり)


・似たような作品が多い

・テンプレ展開が量産される

・感情が薄い、会話が軽い

・矛盾や違和感が多い

・とにかく数が多い


……うん、分かる。


でも、ここで一つ重要なこと。


これ、全部「AIだけの問題」じゃない。


人間が書いた作品でも、普通にあるじゃん。


じゃあ、何が違うのか。


――◇――


「量」


これです。


AIは、短時間で“それっぽいもの”を、

誰でも大量に出せる。


だから結果として――


「平均的な作品が爆発的に増える」


これが起きると、


「ちゃんと書いたのに届かない」

「努力しても見てもらえない」


そんな、

生みの親にとってはたまらなく悔しい状況が、

普通に発生してしまう。



これが、今のなろうで起きている、

いわば「愛情が注がれた平均点の死」なんだと思います。


――◇――


■ 読者側の視点


ここ、めちゃくちゃ重要です。


読者って、実はこうです。


「面白ければ何でもいい」


・読みやすい

・テンポがいい

・好きな展開


これが揃っていれば――


AIか人間かなんて、正直どうでもいい。


むしろ、


・誤字がない

・分かりやすい

・テンプレ通りに気持ちよく進む


こういう理由で、


「結果的にAI作品の方が好き」って人もいると思う。


■ 作家側の視点


……で、ここが一番しんどい。


自分のような無風気味の作家からすると、


一つの作品を作るのに――


・時間をかけて

・悩んで

・削って

・書き直して


ようやく完成させる。


その横で、

投稿者自身も満足に見ていない、

数分〜数十分で“それっぽい作品”が量産される。


しかも、それがランキングに流れてくる。


そして、自分の作品は埋もれる。


――◇――


正直、思いますよね。


「それ、フェアなの?」って。


さらに言えば、


「才能ある人に負けるなら納得できる」


でも、


「誰でもできる方法に負けるのはキツい」


この気持ち、分かってもらえます。


■ AI使用で許せること/許せないこと


自分の中での線引きはこうです。


【許せる】

・誤字脱字の修正

・読みやすさの改善

・文章の整理

・キャラ名やアイデア出し


→ 補助としてのAI


【許せない】

・丸投げで小説を書かせる

・それを量産する

・リワード目的で回す


→ 創作をしていない使い方


違いはシンプルです。


「作者がそこにいるかどうか」


■ 私の考え


結論です。


・AIに小説は書かせない。

・でも、補助としては使う。


具体的にはこれです。


・文章を整える。

・誤字を減らす。

・読みやすくする。


これは読者にとってプラスだから。


でも――


小説そのものは、自分で書きたい。


・キャラが動くのも、

・セリフが生まれるのも、

・展開を決めるのも、


全部、自分でやりたい。


だって。


その方が、楽しいから。


それが、自分の物語だから。


そしてもう一つ。


AIかどうかより、面白いかどうか。


これは、絶対に外せない。


■ まとめ


AI問題の正体は、


「AIそのもの」ではなく、

「供給過多と価値観のズレ」です。


・読者は「面白さ」で見る

・作家は「過程」と「労力」を感じる

・運営は「制御が難しい」


全部、正しい。


だからこそ、悩ましい。


でも最後はシンプルです。


運営側に

「AI量産作品をどっかにやってくれー!」と叫びつつも、


自分は、

もっと面白いものを書くしかない。



昔は、小説を書くという行為そのものが、

誰にでもできるものではありませんでした。


けれど今は――


誰でも、一定レベルのものを出せる時代になった。


私は、自分の作るキャラの、


どこか狂っている執念や、

理屈じゃない感情の爆発、


そんな“しょうもない拘り”が好きです。


だからこそ。


大切なのは、


それでも自分が楽しく、

自分のペースで物語を創っていくことだと思います。


ちゃんと汗をかいて書いている


あなたの作品は、


どれだけ時代が変わっても、


逆立ちしても、AIには書けないのだから――。


【了】

――◇―― ――◇―― ――◇――

お読みいただき、ありがとうございます。


もし今回の内容が少しでも刺さった方は、

同じAI関連のこちらもぜひ読んでみてください。


・『(10万文字を超えた瞬間、AIが別人になった件。』

https://ncode.syosetu.com/n4047ls/


・『(その3)創作の「AI補正文章」って、どうしてますか?』

https://ncode.syosetu.com/n3510mc/


・『AIに感想を“書かせる”あなたへ。 ――それ、本当に読んでますか?』

https://ncode.syosetu.com/n6345le/

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― 新着の感想 ―
作者が戦うのは自分な気がする
こんにちは。 >・読者は「面白さ」で見る ・作家は「過程」と「労力」を感じる ・運営は「制御が難しい」 この言葉はすごいですね。 AI生成問題を、簡単に的確に表してる。 私にはAIに丸投げして、か…
リワードできてからふざけたAI小説がランキングに載っちゃってますよね
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