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詩*夜空へ*

答えではなく

作者: a i o

ささやかに

明るい夜だから

窓を開けよう


頬を撫でる夜風

()いた息を

さらって行く


なだらかな

暗闇に

そこから

溢れていくような

海を描こう


放たれては

かえり行く

波を起こそう


あなたの

寂しさが

私に寄せて


私の

寂しさが

あなたに

寄せる


波打ち際で

耳をすませている

その音を

掬い上げるように


揺るがない

ニヌファ(ぶし)

指針の如く輝こうとも


迷いながら

揺らぎながら

この夜を

漕いで行くのなら


答えではなく

問いつづけることで

繋がりつづける

私たちでいよう











ニヌファ(ブシ)……沖縄の方言で北極星の意。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 互いの寂しさは、相手へと寄せる波のように。ニヌファ星は空に輝くけれど、迷い揺らぎながら漕いでいく夜。「問いつづけることで繋がりつづける」という言葉が胸に響きました。 [一言] おだやかでい…
[良い点] 寂しくても、ささやかな明るさがある点。 [一言] 答えは人によって違ったりしますよね。(←語尾がうまく表現できず、です)
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