人物・地名紹介その4(195話以降)
■■■ 登場人物 ■■■
・カルナリア カラント王国第四王女。フィンの奴隷となっている。
・フィン・シャンドレン 謎の剣士。カルナリアの守護者。
・ガルディス カラント王国第一王子、王太子。反乱を起こした。
・レイマール カラント王国第二王子。今は隣国バルカニアにいる……はずだったのだが!?
・ディオン レイマールの筆頭騎士。
・バージル レイマールつき専属魔導師。カラント王国に四人しかいない「大魔導師」の称号を持つ者のひとり。
・ベレニス レイマールに同行している女騎士。愛人でもある。
・ジル レイマールの専属従者。美少年。
・セルイ ガルディスの側近。グライルではライズ・ディルーエンという偽名を名乗っている。
・ファラ セルイに同行する女魔導師。平民であり数回魔力暴走をやらかしているために正式には認定されていないが、実際はバージルと同格かそれ以上の天才。メガネおっぱい。
・グレン セルイに同行する忍び。最強の忍び。「1」の番号を持つ。
・レンカ セルイに同行する忍び。カルナリアより小柄な子供。元は「7」の番号で呼ばれていたがタランドンで何かが起きて忍びとしてはもうダメになっているらしい。
・ファブリス セルイの護衛戦士。平民。
・ジスラン セルイの護衛戦士。平民。
・ガザード グライルに住みつく山賊の頭領。
・シャルガ ガザードについている豹獣人。黒豹の頭部。
・ネルギン ガザードの副官。
・ラクバ ガザードの部下。
・セルオド ガザードの部下。
・モンリーク・タランドン グライル越えをもくろむ貴族。第五位。
・ゴーチェ 平民の若者。モンリークの従者だったが途中で辞任。自発的にカルナリアの従者となることを誓った。
・ライネリオ バルカニア人。オルティズ商会の会頭。途中で妻のパストラと息子のカルリトを失った。
・アリタ バルカニア人女性。平民。旅の途中で夫を失った。
・イバン・オン・アランバルリ バルカニア人貴族。二人いた従者を失い今は身ひとつ。
・ゾルカン 案内人の隊長。
・チャドラー 案内人の隊長。レイマール一行を案内してきた。
・ガンゾリグ 案内人の隊長。
・エンフ 案内人の女性。
・ティリ エンフの子。次男。魔法の才能持ち。
・ベランジェ・ムレブリエ 通称ムレブ先生。グライルに住みついていた医者。元カラント人。魔導師。
・トニア 案内人の美女。魔導師。実はレイマールの隠し子。
■■■ 地名 ■■■
・カラント王国
大陸のやや西側に広がる大国。建国からほぼ300年。
・バルカニア王国
カラントの西にある国。隣国ではあるが直接は国境を接していない。カラントと行き来ができるのは『風神の息吹』地峡のみである……とされているが。
・グライル山脈
天竜山脈とも。カラントとバルカニアを隔てる、南北に連なる巨大山脈。
※以下、グライル内の地名
・「湖」 山脈内では珍しい、周囲に平坦な草原の広がる地形。しかし草原には血吸蟻が大量に住みついてしまっており、人間の居住は不可能。堀を巡らせどうにか蟻の侵入を防ぎつつ、十軒ほど家を建てた湖畔の「村」にしがみついて暮らしている者たちがいる。
・九十九折り きつい急斜面に細い道をとにかく何度も何度も折り重ねて登ってゆく通路。直登よりはましとはいえ隠れる場所も何もないので毎回犠牲者が出る難所。
・「迷宮」 石灰岩の柱が無数に立ち並ぶ、迷路のような厄介な地形。入りこむと抜け出るまで半日はかかる。普段は通らない場所だが、巨体の魔獣が入ってこないので状況によっては通過を選択することもある。
・「温泉」 グライル越えの旅の、ほぼ中間地点に湧き出ている乳白色の温泉。「先生」ムレブが住みついており、治療を願うあらゆる人間を治してくれる。案内人たちにとって貴重な憩いの場。
・ガザード砦 グライル内に住みつき、同じ人間からものを奪うことばかりやっている山賊団のうち、もっとも強くたちの悪い連中の根拠地。常に煙を噴いているので木の生えていない山の中腹に、下から見えないように作られている。ガザード以下の山賊は三十人ほどだが、砦自体は百人以上が滞在できるように作られている。飲める水場、奥の洞窟の底には温泉と、環境的にはすばらしい。




