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【ルドモンド大陸誌】  作者: 宝鈴
第二章 ルドモンド大陸の地誌
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第五考 軍と警察

 古代、軍と警察は明確に役割が分かれておらず、時には軍隊、時には警官として出動していた。現代ではもちろん差別化され、それぞれの職務についている。ルドモンドでは「海に近いほど軍部が強く、大陸中央ほど警察が強い」というのが巷間の常識である。



 軍部は主に対外──国防を担っている。


 監獄島ジズベスタ州にて造船し、沿海州に軍用設備が建設され、未来にきたる侵略行為を阻止すべく、軍事訓練と沿海警護を重点的に行っている。ルドモンドには天然の大気バリアがあるものの、次々と文明開発が進む近代社会において、手を抜くことはできない仕事だ。



 それ以外の分野──大陸内の治安維持は、警察の仕事である。


 帝国警察に、州警察、地方警察と細分化され、ルドモンドの治安を担っている。まず地方警察が地域の治安維持活動を行い、地方を跨ぐ場合は州警察が、州を跨ぐ場合は帝国警察が担当する。しかし、帝国警察は帝都内しか力を入れないため、州を超える犯罪活動には、あまり対応できていないのが現状である。



 前述の通り、海側であればあるほど警察の力が弱く、軍は民間とは関わらないため、沿海州の犯罪率は非常に高い。軍部としては、スパイや情報流出の恐れが高い海沿いにこそ、警察に力を入れて欲しいのだが……中央集権政府の弱い部分が出てしまっている。


 また例外として、帝国調査隊という職もある。アルバのみ就ける専門職で、魔術関係の事件や、呪文による治安維持活動を行っている。時には州を横断し、時には警察や軍の協力を得て、比較的自由に活動できる。


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