作者後書き
作者の宝鈴です。『ルドモンド大陸誌』いかがだったでしょうか?
楽しんで頂けたら幸いです。
この話は、冒険ファンタジー小説【星の魔術大綱】の設定資料集で、 羊猿族のアルバ、ショーン・ターナーという主人公が、ラヴァ州サウザスで起きた町長失踪事件から端を発し、巨大な陰謀に巻き込まれる──その小説の舞台・ルドモンド大陸の、歴史概略本として書いた作品です。
柳田国男著『遠野物語』を参考に、 まるで現実に実在する国の歴史であるかのように描いてみました。ぜひ本編もお読みいただけたら幸いです。
異世界ファンタジーの設定って、ざっくり分類すると 「地球上にあるか、地球上から少しずれた異相にあるか、地球上とは全く違う世界にあるか」の3種類に分かれると思います。
ですが「地球とは全く違う世界」に設定してしまうと、ヨーロッパやアジアなど実在の国の文化が登場するのは不自然ですし、かといって、実在の国に頼らず一から作り上げるのは、非常にハードルが高くなってしまいます。
なので「地球上に存在し、現実世界の文化流入は可能である」「だが獣人や魔法は存在する」「なおかつ、現実世界には獣人や魔法が流出しない」という厳しい条件を違和感なく満たす設定を考え、この『ルドモンド大陸誌』を作り上げました。いかがでしたでしょうか。
まだまだ話足りないところや意図的に隠しているところ、逆に未完成で曖昧な部分などたくさんありますが、今回はキリのいい部分で筆を置きたいと思います。ここまで読んで下さってありがとうございました。
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