《4話》
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします。
彼方は今、死の森から5km離れた場所にある《カルド王国》の東の街カンザスの冒険者ギルドの扉の前にいた。
「よし!行くか」
彼方は扉を開け中に入り、受付に向かう。そして、特にテンプレ的イベントが起こる事もなく、彼方は受付の所に着く
「あの、冒険者登録したいんですけど?大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫ですよ」
笑顔で返事を返してくれる受付嬢
「冒険者登録には、銀貨2枚が必要となります銀貨2枚お持ちですか?えっと……」
「三日月 彼方です」
「では、カナタさん、銀貨2枚お持ちですか?」
「いえ持ってません」
「そうですか……」
「あのぉ〜」
「何でしょうか?カナタさん?」
「倒した魔物って、買い取ってくれるんですか?」
「はい、買取りますよ」
「分かりました。それじゃあ俺が倒した魔物買い取ってくれますか?」
「勿論良いんですが……何処に倒した魔物が?」
不思議そうに聞いてきた受付嬢
「あぁ〜、俺アイテムボックス持ってるんですよ」
「なるほど、それなら納得です。それにしても、アイテムボックスが使える何て凄いです。アイテムボックスと言ったら、無属性の適正者しか習得出来ない魔法じゃあないですか」
まぁ、俺のアイテムボックスは普通のとは違って無限に収納出来るからな
「ありがとうございます。それで、魔物を買い取って欲しんですが?」
「すみませんつい、それで、魔物の数はどれぐらいですか?」
「500から数えてませんね」
「5、500!?カナタさん実は凄い人ですか?」
「いえいえそんな事ないですよ」
「そんな、謙遜しなくても、500以上も魔物を倒す何て凄いじゃないですか」
そして、受付嬢は熱く語る
「そ、それより早く買取りお願いします」
「すみません。では、地下の解体所に参りましょう。そこで鑑定します」
「分かりました。さっそく行きましょう」
ギルドの端の方にある、階段を降りて解体所に向かう
《解体場》
「では、倒した魔物を出してください」
「分かりました」
彼方は、アイテムボックスから、死の森で倒した魔物達を出した
「これです」
受付嬢の目の前には、虎の魔物に、白銀の龍の死骸があった
「………………」
「大丈夫ですか?」
「……はっ!私は何を?」
「魔物の鑑定よろしくお願いしますね」
「あ、はい」
あれから、1時間が経った頃
「お待たせしましたカナタさん。今回の買取り価格は白金貨5枚です」
白金貨5枚っか、確か白金貨は1枚100万だったはずだから、5枚って事は、500万っか。
《ユグドラシル》の通貨は
銅貨100M➾100円
銀貨1000M➾1000円
金貨10000M➾1万
大金貨100000M➾10万
白金貨1000000M➾100万
大白金貨10000000M➾1000万
「あ、あのぉ〜何でこんな金額に?」
「それは、彼方さんが持って来た全ての魔物が伝説級以上の魔物だったからです。あと、ギルドマスターが呼んでいるので2階の応接室に来てください」
「分かりました…何か大変な事になりそ……」
彼方は、買取金の500万をアイテムボックスに収納して、受付嬢に付いて行く。そして
《2階 応接室扉前》
コンコンコン
「ギルドマスター例のカナタさんをお連れしました」
「入れ」
「失礼します」
応接室の扉を受付嬢が開けると。30代位のゴリマッチョで、赤髪をしたイケメンがいた
「ご苦労さん戻って良いよ」
「分かりました。失礼します」
そして、受付嬢が戻って行った
「さて、初めましてカナタ ミカズキくん、俺はこのカルド王国カンザス冒険者ギルドのギルドマスターをやっている。名は、バーレル・クラカだよろしく。」
「初めまして、カナタ ミカズキと言います。それで、俺に何か用ですか?」
「まぁ椅子に座ってくれ」
「あ、はい」
彼方が椅子に座ると
「単刀直入に聞く、カナタくん君があの、伝説級の魔物エンペラータイガーに神話級の龍、極氷王神龍を倒したのか?」
「まぁ、俺が倒しました。襲って来たので」
「そうか、それと、カナタくんはまだ冒険者登録してないよね?」
「はい、まだです。登録しようとしたら銀貨2枚がなかったので、倒した魔物を売ったらこんな事に」
「なるほどね、よし、カナタくん今から登録しようか」
「あ、はい分かりました。えっと」
彼方はアイテムボックスから白金貨を出す
「お金は要らないよ、特別に無料で登録させてあげるよ」
「良いんですか?お金は魔物を売って貰ったお金がありますし」
「良いんだよ、カナタくんが持って来た魔物を研究者達に売れば、今日カナタくんが、得た金額を遥かに超える金額になる。」
「そうなんですか?凄いですね。今日の買取り金額を超える何て」
「まぁな、研究者達はレアな魔物は何が何でも手に入れたがるからな、どんな金額でも手に入れたいのさ」
「なるほど」
「それじゃあ登録しようか」
すると、ギルドマスターが紙を出してきた
「この紙に名前、種族、歳、得意な魔法、などを書いてくれ」
「分かりました」
数分後
「書けました」
「そうか、どれどれ………よし、それじゃあこのプレートに血を1滴垂らしてくれ」
そして、彼方は黒いカードに血を1滴垂らす。すると、彼方のステータスがカードに浮き出てきた
「スゲェー」
「よし、これで登録は終了なんだが……カナタくん、
君のランクは本来はSSSランクにするべきだが、俺の権限では、Sランクまでしか出来ない。だが、君のことは総本部に報告しておこう。幸い君が倒してきた魔物が証拠になるから特に問題はないだろう。まぁ、Sランクは仮のランクだと思ってくれ」
「わ、分かりました」
「うん、それじゃあこれ、ギルドカードだから、無くさないでね」
彼方は、ギルドマスターから、さっき血を1滴垂らしたカードを受け取る。
「分かりました。ちなみに、無くした場合どうなるんですか?」
「そうだね、金貨5枚払って再発行だね」
「そうですか、分かりました。ありがとうございました」
「いや、礼を言うのは、こっちだよ」
そして、彼方はギルドマスターに挨拶をして、応接室を出る
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《ギルドカード》
ギルドカードには、ランクによって使われている金属が違う。G〜Fランクは木、D〜Bランクは鉄、Aランクは金、Sランクはプラチナ、SSランクはミスリル、SSSランクはアダマンタイトである。