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対処法その⑦


「か、可鈴!?」


赤い丈の短いジャケットに赤いショートパンツ。ジャケットの下にはへそがでるくらいの白い服を着ている。ジャケットとショートパンツにはところどころに金色のラインが入っている。髪の色と顔立ちはリアルと同じだ。守護戦士(ガーディアン)らしく、体と同じくらいの大きさの盾と、体よりも大きい大剣を持っている。からだが大きくないのに、大きな武器を持つ様はアンバランスで滑稽にも可愛らしくも見える。


「そーたのことはあたしが守るよ!なんたって、私の旦那様だからねっ♪」


心強いが、心強いが最後の一言だけは否定しておきたい。俺は断じて、やつの旦那様とやらではない。俺は断じて、やつの旦那様とやらではない。大事なことなので二回言った。


「それじゃ、大蛇たおしてきちゃうねっ!」

可鈴は、大きく剣を振りかぶった。




「はー。疲れたあ。やっぱエリアボスは、強いねー!」

可鈴は、ぐったりとして座っている。

「そういや、お前いつのまにそんなレベルあげたんだよ。」

「ん?あぁー寝る間も惜しんでってやつだよ。たぶん皆もそうじゃないかなぁ。最近、みんなでイベントとか参加してないから個々で活動してる感じ。てゆうか、そーた、あたしに興味あるんだね!あ、もしかして、ゲームにあたしをとられるのがつらいとか?嫉妬してるの。え、どうしよ。あたしはそーたが一番なのに‼」

と、最後に訳のわからないことを呟いて抱きつく。どうせゲームの中なので振りほどかない。


「ねえ、そーた。」

「なに?」

「今度皆で、次のイベント参加しない?大人数パーティーの参加型なんだけど。」

嬉しいお誘いなので、了承する。すると、可鈴はくるくる回って喜ぶ。いつもこんな感じなら可愛いのにな…。


「そうそう、可鈴。お願いがあるんだけど。」

「ん?なぁに?そーたのお願いなら何でも聞いてあげちゃうよ。」

「しばらくレベルあげ手伝ってくれないか。こんな風にいっしょに戦ってくれるだけでいいんだけど。」

「そんなの全然おっけーだよっ!なんたってあたし桐壺可鈴はそーたの彼女ですからね。」

可鈴はそういって胸をぽんっと叩く。にっこりと笑って自慢げな表情に変化する。モーションなので、ほんとにそんな表情かはわからないがきっと、現実の彼女もこんな顔をしているんだろう。

「俺は可鈴の彼氏でも旦那でもないよ。まあ、よろしく頼む。」

「うぅ、可鈴はそう思ってるのにぃ。」

ちょっと恨めしそうにしたあと、きれいな笑顔でいった。


「そーた、よろしくね!」


優しい声が聞こえた気がした。

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