うざすぎる超美少女。
2作品目の投稿になります。
どうぞ、温かい目で読んでやってください‼
RPGをプレイするとき、俺にとってやはりヒロインの存在は大きい。ヒロインのキャラによってやる気が削がれる場合もある。俺のなかでそこそこの割合を占めている。俺の場合、ミニスカートだとテンションが上がる。
俺ーー明石 蒼太はごく普通の男子高校生だ。
身長は平均身長ぴったりだし、髪は染めてないし、制服だってすごく崩しているわけじゃない。
部活には入っていないし、成績は240人中120位という脅威の普通っぷり。彼女だってあるクラスメイトのせいで今はいないが、いたことはあるのだ。友達だってそこそこにいる。
それでも学校はたるい。昨日もゲームで徹夜明けなのでたるいというよりはだるい。最近MMORPGをはじめていたが、これがかなり面白い。パーティーのメンバーとは気が合うし、その上、ゲーム自体のクオリティが高い。無料ゲームにしてはあまりにもレベルが高すぎると思う。さぼってゲームをずっとしていたい。が、サボると後々めんどくさいから仕方なく出ている。
「お、そーたじゃん。おっはよー!」
クラスメイトの桐壺 可鈴が肩を組んできた。頭の後ろで高く結っている栗色の髪が揺れている。クラスメイトの視線が痛い。明るく誰にでも優しい上、学校でも5本の指に入る美少女の彼女はクラスでも人気がある。男女ともに。正直、この状況はまずい。男子の視線が痛すぎる。俺はまだ死にたくない。桐壺は、なかなか離してくれない。
「おはよう。ごめん、肩……。」
「肩?あー!ごめんごめん。もしかしてそーたドキドキした?胸当ててたもんね。あたしに惚れちゃった?実はあたしが好きだったりして。照れなくていーのに。正直にいっちゃいなよー!ねっ。」
なんでだろう。すごく殴りたい。すごいかわいい子に朝からいろいろされてるのにどうしてだ。殺意しかわかない。ていうか、なんでこんなうざいんだろう。ただでさえ、こいつのせいで彼女と別れることになったのだ。俺が、ムカついてもしかたない。ていうか、こんなのがRPGのヒロインだったらどうしよう。もしそうだったら、そのゲームもやすな。最後までこんなうざいヒロインと共に旅はできない。絶対にムリだ。断言しよう。いろいろ思うところはあるが、席についた。…………元カノがすごい形相でにらんでいる。ついでに男子もにらんでいる。俺は明日生きていられるだろうか。
学校も終わったし帰ろう。帰ってゲームしよう。それしかない。
そう思いながら、帰り道をあるいていた。
「蒼太、いっしょに帰ろうぜ。」
振り返ると、背の高い少年がいた。さらさらの黒髪を1つに結んでいる。彼の名前は、匂宮 志紀。学年一位でなんでもできる天才。実は俺のゲーム仲間の一人でもある。
「おう。」
「なんか、お前疲れてない?あれか?また桐壺さんか?あんな美少女に好かれて大変だな、お前。」
はははと笑いながら志紀は眼鏡の位置を治した。
「お前は他人事だからそんなこといえるんだよ。ざけんな。」
口を尖らせる。
「あー、ほらお前の元カノの夕霧さん?すごいいいまくってたよ。まぁ、元気だせって。よし、ゲーム見に行くぞ。」
そんな、恐ろしい話を聞いて元気は出そうもないがゲームは見に行きたかったので話に乗った。
「新作のゲームでたらしいし、ちょっと見に行こうぜ。」
志紀が腕をひっぱる。
何だかんだで、いいやつだ。
「あっれー?そーたじゃん。こんなとこであえるなんてやっぱ運命かも!」
そこにいたのは桐壺と、その友達2人だった。