表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/27

復活

「…………」

 電波塔内の全てを管理するコンピューターが設置されているメインルーム。

 そこでイヴは、ただ無言で英田を見ていた。

「どうしたんだ? 喜んでくれないのかい?」

 英田は戸惑うように聞いてきた。

「……どうして……?」

 暫くして、イヴは口を開いた。

「私はあのままで良かった。あのまま電波塔と一緒に朽ちていきたかった」

 哀しそうにイヴは言った。

「何故、放って置いてくれなかったの」

「何故!? 僕がそんなことできる訳がないだろう!?」

 イヴの答えが意外だとでもいうように英田は声を上げた。

「僕は君が大切なんだ。君さえ傍にいてくれれば他には何も、誰もいらない。前に僕は言ったじゃないか!!」

「……そうね。拡は生前、私にそう言ってくれていた。……でも、あなたは違う」

「僕は何も違わない。確かに今、見た目は変わったかもしれない。けど――」

「そういう意味じゃないの」

 イヴは英田の言葉を遮り、首を振った。

「本当に、覚えていないの?」

「何のことだ?」

 イヴの問いに心当たりがない英田は、戸惑いながら言った。

 そんな様子の英田に、イヴは容赦なく真実を告げた。

「あなたは――英田拡ではない」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ