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赤ボタン、青ボタン。  作者: D・E・R
7/8

10コンボ盤面

ちょっとの期間小説書くの飽きてた。

そしてその男はこう言った。

「まあ最初のうちはそれ読んだらいいと思うぜ。たぶん転生者のスタートダッシュとしては最高になるだろうな。」

と言われたがなんのことだかピンときていなかったが男が言ったことが一瞬で理解できたがそれと同時に奇妙な気分になった。


いつの間にか手にぶ厚い本のようなものを持っていたからだ。

木島はこう思った。

自分は普通に上っているはずなのに周りが一段飛ばしで進んでいるようなスピードでものごとが進んでいると。


今思えばスカイラという名らしい女性もそうだった。この世界にきてからスピード感が違う。

そしてこう思った自分が早くならなければならないと。

その時木島は決意した。


とりあえず木島はタイトルもなんと書いてあるかわからないぶ厚い本をひらいた。

最初のページには目次などはなく早速本題に入っているようだったがやはり何と書いてあるかわからない。完全に未知の言語で文章が書かれていた。


どこかへ過ぎ去ろうとする男に向かって言った。

「あの...これなんて書いてるかわからないんですけど。」

男は思い出したように言った。

「あ、そっか。忘れてた。 ほい」


するとなんだか膨大な量の情報が脳に注入されているような新鮮な感覚に陥った。

そしてその瞬間なぜかさっきまで読めなかった本のタイトルが記憶の中でスムーズに変換され日本語のように読めるようになっていた。

その本のタイトルは

【いせかい にゅうもん!】

と書いてあった。


正直怪しかったが最初のページをまた読んでみた。

するといかにも魔法を使えそうなことが書いておりとても興味がわいた。

そしていつの間にか木島はこの図鑑とかよりもぶ厚そうな本をすべて読んでしまったことに気づいた。


そしてその本の内容はなぜかすべて記憶できていた。

木島はついに魔法が使えるかもしれないと思いその本に書かれていた最も気になる魔法を試してみることにした。

魔法名は【イデュース・アコドナ】

効果は『謎』と記されてあった。


そしてそのままこう唱えた。

【イデュース・アコドナ】と。





いつものように下駄箱から上履きをとりだし床に置いて履く。

いつもの時間。いつもの場所。いつもの日常。


教室に入り一番奥の列の後ろから二番目の席に座りかばんを机の横にかけ本を取り出す。

タイトルは【イデュース・アコドナ】

内容は普通の物語のようなもので元地球人が謎の箱を開け、出てきた二つのボタンのどちらかを押して太陽の内部に複数の命を与え、王として君臨するというぶっ飛んだ小説。


「おい浸透(しんと)。」

後ろから声をかけられた。

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