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赤ボタン、青ボタン。  作者: D・E・R
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列消しをやってみよう。

2つ目に読んだ小説は最近読んだもので。

ジョジョの奇妙な冒険がすごい好きなんですけどそれの「恥知らずのパープルヘイズ」というもので。

これが大変面白かった。

葭山は決意していた。

自分の目の前にあるこの異様な雰囲気を出す謎の箱の中のものを取り出そうと。


葭山は恐怖でまともに物事を考えられなくなっていた。

半日ほどしか経っていないがもうこの箱に脅かされるのはごめんだった。死の目前にしたような感覚を常に感じていた葭山はもうどうなってもいいと感じていた。

死ぬなら死ぬ、生きるなら生きると覚悟を決めた。


部屋に入り、机の上に箱を置きカッターを持ってきて箱を乗せた机の目の前で座った。


【箱】を見つめる。


葭山は人生という崖のふちにたったような気がした。

これからこの崖から飛び降りることができるのか、と考えた。

だがもうそんなことどうでもいいとも考えた。

もう後戻りはできないからだ。

この崖に来るまでの道は一方通行だ。

このまま進むしかない。


葭山は箱にカッターを突き刺した。




木島(きじま) 鶴吾(つるご)は転生した。

一瞬で分かった。

この快晴すぎる空、木々が生い茂る森の中、半分土に埋まった自分。


きっとこの世界の神とかが若干転生させる座標をミスって半分埋まっているのだろう。


木島は興奮した。生前転生のアレとかをみて大真面目に転生したかった記憶があるからだ。


だがふと木島は思った。


「俺、死んだっけ。」


と、木島は自分が幼女を助けようとしてトラックにはねられた記憶がなかった。

もしくは召喚されたかもしれないがそんな記憶もなかった。


木島はとりあえずこう唱えた。

「【ステータス】!!!」

これで自分のカンスト済みの能力値を見て悦に浸ろうと思ったのだ。


だが何も出なかった。

次に木島はこう唱えた。

「【鑑定】!!」

それでも自分のステータスは出ない。


続けるようににこう唱えた。

「【自己鑑定】!」

とこれなら出るだろうと思ったがやはり出ない。


木島はおかしいな...と思ったがそれと同時に草をかき分ける音が聞こえた。


「どこだ...?ここは...」


年齢は自分と同じ高校生くらいだと感じた。

見た目はまあまあいい感じの男で双子の少女とかに好意を持たれそうだなという印象だった。


木島はとりあえずこの男についていくことにした。

☆続く...!

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