表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆあのアイドル物語  作者: ゆめ
8/11

8…強気なライバル

緊張で震える足を引きずり、ゆあはステージに立っていた。

歌いきった…!歌えた…!

(こんなにたくさんの人の前で…!!ライブってこんなに楽しいものだったんだ…!!)

初ライブが終わってお客さんの方を見てみるとみんなピンク色のサイリウムを持って応援してくれていた。

うちの家族なんか、全員揃って見に来たらしい。

(なんか恥ずかしい…)

見に来てくれたお客さんへの感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。

その視界の端にピンク色の髪の一人の少女が見えた。なんとなく気になって振り返るとすでに帰ってしまったのか、どこにも見当たらなかった。

(あの子…誰だろう…?知り合いかな…?)

…まぁいっか!それより、ライブ楽しかったなぁ…


次の日、学校が終わり帰ろうとしていたその時だった。

ガラッ…!っと大きな音をたてて扉が勢いよく開いた。

(一体何事…!?)

「ゆあって子、このクラスよね?話があるわ!」

「ゆあって…ぼくの事ですか…?」

ぼくは恐る恐る名乗り出た。

開け放たれた扉の前には金髪の美少女が立っていた。いかにも育ちが良さそうな女の子だ。

「あなたがゆあ…?学校ではだいぶ普通なのね…!」

(一言多いな…)

少しムッとして頬を膨らませてみたが、当の本人にその自覚は無いらしくそのまま続けた。

「私、まろん!1年3組よ!」

なんか名前は聞いたことがあるような気がする…確か…自称学園のお姫様。自己中な振る舞いが多く、一部では小悪魔と呼ばれている

「あなたに渡したいものがあってわざわざ来てあげたのよ!」やはり一言多い。

そしてさっきから圧が凄い…圧が。

まろんの迫力に押さながら渡された封筒を開けてみると丁寧に描かれた手書きの地図と果たし状と描かれた紙が入っていた。

「ゆあ!私とライブで勝負しなさい…!」

(えええ……!?)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ