3.強制
「やれやれ、興奮しないでちょうだい! 私たちの目的は機械娘フェチの女の子を作る事よ! あなたもわかるわよ、機械娘になる歓びを!」
プリスはそういいながら麗良に近づいてきた。彼女のメタリックなボディは人肌の暖かさを感じることが出来たけど、硬質な素材で全身を覆われているのは間違いなかった。その中に生身の女がいるなんて信じられなかった。でも機械娘という言葉に麗良はのけぞっていた。
機械娘フェチという言葉は機械仕掛けの女性型外骨格に覆われることにフェチを感じるというものだった。機ぐるみなの娘ということで機械娘ということらしかった。それにしても、この女いったいなんなんだよ! そう叫びたかったが、唇は動いても身体の自由が利かなかった。その間にもプリスはOLのとしてのアイディンディティであるスーツを脱がし始めた。
「な、なにをやるのよ! あんた、まさか男?」
「ご心配なく、私に内蔵されている”駆動装置”は純正の女よ! だから丁寧で所しょ?」
そういって女が人間として着ていた服は全て脱がされてしまった。こんなことをされて悲しい想いになって涙を流していたが、プリスのそばにはさっきの工作員らしい男が立っていた。そして二人で麗良の身体を冷たい人型になった透明なベットの上に寝かされた。そして蓋が閉められると妖しい液体が溢れ始めた。その液体は全身の皮膚を刺激し始めた。
「!!!!!!!!!!」
麗良が天井を見上げるとそこにはミラーがあった。自分のハダカを見せられ恥ずかしい想いをいていると、プリスが液体の中にいる彼女にこういった。
「あなたの身体って嫉妬してしまうぐらい素敵よ! でも機械娘になればもっと素敵になるわよ! もうすぐ、このガイノイドの内臓、中の人になるのよ、私のようにね! そうそう私はハダカで入っているからあなたも一緒よ!」
ハダカで? 女はなんのことかよくわからなかったが、どうもそれは機ぐるみの中に今の姿のままで入ることになるということのようだった。そのため今受けている辱めはいったいなの? 女は気持ちが高まってプリスに怒鳴った。
「そこのブリキ女! いまなにをしているのよ! あたいの身体になんてことをしやがるのよ!」
とにかく麗良は嫌でしかたなかった。