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Walk Hand in Hand  作者: 阿瀬 ままれ
序章 今、剣を振る理由
5/66

 一人の荒くれ者が、街の住人である男の腹部を殴打する。強烈な一撃をもらった男は強く吹き飛ばされ、地面に転がった。

 街の入口――その付近で何人もの街の人達が、血まみれ、傷だらけの状態で倒れている。その上を、武器を手にしている荒くれ者達が、群れを為して歩いていた。その光景だけでも、街の人達が、荒くれ者達の攻撃によって傷を負ったということは明らかだった。街の人達が痛がっている様を、荒くれ者達は愉快そうに眺めながら、げらげらと馬鹿笑いした。


 しかし、群れの先頭に立っている大男だけは、他と違って怒りを顕にしていた。

 数時間前、大男は一人の青年に、無様なまでに喧嘩で打ち負かされた。その大きな屈辱を晴らそうと、大男は以来ずっと、復讐に燃えていたのだ。


「あのガキ……次こそは必ず木端微塵にしてやるぜ……!」


 先頭の大男――バーゴは左手の平に右拳を打ち付けながら、苛立ちを募らせた。


「……バーゴさん。ガキって、アイツのことッスか?」


 バーゴの隣にいる荒くれ者が、前方を指差して尋ねる。見てみると、木の棒を手に持つ小さな男の子が、バーゴ達の前に立ち塞がっていた。


「ふざけるなよ。あんなんにまで手こずっていたら、俺様の面子が丸潰れだぜ」


 嘲るように、バーゴは鼻で笑う。

 男の子は歯軋りしながらバーゴ達を睨み付け、今にも殴り掛かろうと躍起になっていた。遠くから母親の呼び止める声が聞こえてきたが、男の子は怒りで我を忘れ、母親の言葉を耳に入れようとしなかった。


「どうしやす? バーゴさん」


 ローブのフードを被った手下が尋ねる。バーゴはにやりと口角を上げ、答えた。


「皆殺しだ。俺様に歯向かう奴らは全員な!」


 男の子が木の棒を振り上げ、雄叫びを上げながら突撃する。片足をひょいと上げて振り下ろされた木の棒をかわすと、バーゴは男の子の腹を容赦なく蹴り上げ、男の子を突き飛ばした。

 バーゴが人差し指で手下を呼ぶと、手下から差し出された重いハンマーを受け取った。片手でぶんぶん振り回しながら、バーゴは地面に倒れている男の子の方へ歩み寄る。母親が必死に叫んで許しを請うも、バーゴは耳を貸さなかった。

 屈託のない笑みを浮かべ、バーゴが男の子に向かってハンマーを振り上げる。男の子は蹴り上げられた痛みで悶え苦しみ、動けないままだ。母親は泣き崩れて叫んだが、その声も振り下ろされたハンマーの地鳴りに掻き消されてしまった。


 悦に入った顔でハンマーを持ち上げる――すると、バーゴは不可解なことに気付き、眉根を寄せた。ハンマーの下で潰れているはずの男の子の姿が見当たらない。

 動揺しながら左右を見渡すと、少し離れたところに男の子と、青年ラースの姿があり、バーゴは目を丸くした。バーゴが男の子を叩き潰す寸前に、ラースが飛び込んで男の子を抱き寄せ、庇ってくれたのだ。

 男の子が瞑っていた目を開けると、ラースは上半身を起こしたまま柔和な顔を向け、男の子に言った。


「頑張ったな。後は俺とマルクに任せてくれ」


 遅れてマルクがやって来て、にこりと笑いながら男の子に手を差し出した。喜色満面にうなずくと、男の子はラースの腕から離れ、マルクの手を借りて立ち上がり、母親の元へ走っていった。


 体に引っ付いた砂利を払いながら立ち上がると、ラースはバーゴを睨み付けて言った。


「好き勝手してくれやがって。まだやられ足りねえってのか?」


 怒りを露わにするラースだったが、バーゴは勝算があるのか、薄ら笑いを浮かべていた。その理由を示すように、バーゴは後ろにいる手下達を親指で差して言った。


「俺様には、三十は下らねえほどの部下達がいるんだ。まさか、てめえら二人でどうにかできると思っていやしねえよな?」


 バーゴの言う通り、数の差は一目瞭然だった。しかし、ラースは全く動じない。


「御託はいいって、前にも言わなかったか? 俺から言わせりゃ、ただの単細胞の寄せ集めだ」

「フン。死ぬ前に言い残すことはそれだけか?」


 ラースは剣を抜き、マルクはパチンコを手に持ち、それぞれの武器を構えた。


「今度こそ、この街を出ていってもらうぞ……!」


 小馬鹿にしたように鼻で笑うと、バーゴは後ろを振り返って叫んだ。


「お前ら! 遠慮はいらねえ。アイツらを叩きのめせ!」


 バーゴの叫び声を合図に、手下達は喚き声を上げて襲い掛かった。マルクはたじろいでしまったが、ラースがすかさずマルクの前に立ち塞がった。

 五人くらいの手下に囲まれたが、ラースは臆することなく迎え撃つ。最初に真正面から振り下ろされた剣を横に避けると、ラースは反動をつけて手下の顔面に回し蹴りをお見舞いした。横から別の手下がハンマーを振り回してきたが、ラースは咄嗟にしゃがんでそれをかわした。

 後ろから迫ってくる敵の腹を蹴飛ばして倒すと、ラースは改めてハンマーを持った手下に目を向け、振り向きざまに剣を振り抜いた。ラースの剣は手下のハンマーを断ち切り、柄の根元から分断した。手下が柄だけを振り回して空を切ったところに、ラースが間合いを詰めて左拳を握り、手下の顔面をストレートで殴り飛ばした。


 他の敵に備えようとした途端、ラースは一人の手下に背後から羽交い絞めされた。武器での攻撃しかしてこないと思い込んでいたせいで、反応するのが遅れてしまったようだ。腕力はあるようで、ラースが足掻いて振りほどこうとしても、手下の拘束はなかなか解けなかった。

 別の手下がしたり顔を浮かべながら、剣を振りかぶって襲い掛かる。こうなったら足を使って抵抗しようかとラースは考えたが、その必要はなかった――手下が剣を振り下ろす直前、横から小さな玉が飛んで来て、剣を持つ手下の顔に直撃した。ぶつかった衝撃で小さな玉が破裂すると、中に仕込まれていたペンキが手下の顔面に飛び散り、剣を持った手下は視界を奪われた。

 羽交い絞めをする手下がうろたえていると、その手下にも小さな玉がぶつかり、顔中をペンキ塗れにした。手下が怯んだ隙に腕を振りほどくと、ラースはその場であたふたしている手下二人を蹴り飛ばして気絶させた。次に横を振り向くと、マルクが両手でパチンコを構えているのが見えたので、今の目くらましはマルクがやってくれたんだとラースは理解した。


「やるじゃねーか、マルク。助かったよ」


 ラースが礼を言うと、マルクは照れくさそうに鼻の下を人差し指でこすった。

 ラースが改めて振り返り、手下の残党に対して構える。気付けば五人も一瞬にして倒されてしまい、バーゴの手下達は動揺を隠せない様子だった。先程までは何の迷いもなく突撃しようとしていたが、今となってはラースに返り討ちにされるのを恐れて、「お前が先に行け」と味方同士でもめ合っていた。


「お前らぁ! さっさと片付けねえか!」


 バーゴが怒鳴るも、手下達は無闇に特攻するのをためらい、すぐに足を動かさない。


「くそっ……役立たず共め!」


 バーゴは憤慨して地団駄を踏んだ。ラースは右手で剣を一回転して握り直し、マルクもパチンコの紐と玉をつまんで身構え、次の手下達の攻撃に備えた。

 ここでラースは、手下の一人がある行動に出たのを目にした。ローブのフードを被った男がバーゴに歩み寄り、ひそひそと耳打ちをし始めたのだ。一体何を企んでいるのかとラースは警戒したが、ようやく決心がついた手下達に再び囲まれてしまい、バーゴ達はその陰に隠れて見えなくなってしまう。


「まずはそのガキを抑えろ! パチンコの小僧は一人だけで構わねえ」


 ラースが応戦していると、少ししてバーゴの叫び声が響き渡った。その言葉に従い、まだ突撃していなかった手下数人も一斉にラースを取り囲んだ。

 ――これが、先程のフードを被った男が考えた作戦なのだろうか。そうだとしても、この状況はかえって好都合だとラースは感じた。マルクは援護として非常に頼もしいが、いざ手下数人に囲まれてしまうと、さすがに手が負えなくなるだろう。体を張って前線に立つのは自分の役目だと、ラースは自覚していた。


 手下達がラースに襲い掛かる。ラースはひらりひらりと攻撃をかわしながらも、マルクにちらっと目配せをした。

 マルクはこくりとうなずき、パチンコの紐を引っ張って狙いを定めた。――手下達が皆ラースに注目している今こそ、援護射撃をする絶好の機会だ。


「お前の相手は俺だぜ、坊ちゃんよ」


 途端、マルクの前に一人の手下が立ち塞がった。バーゴほどではないが、かなり大きな図体の男で、ハンマーを片手に担いでいる。マルクは息を呑み、瞬時にその手下へ狙いを変えた。

 パチンコの紐を放し、玉を撃つ――しかし、それを分かっていたかのように、手下はハンマーを持っていない手で顔を覆い隠した。マルクの放った玉は手下の片手に阻まれてしまい、ペンキで目くらましすることができなかった。

 めげずに次の玉を取り出そうとしたが、ここであることに気付き、マルクはぴたりと固まった。ラースの援護射撃をするつもりだったので、今所持しているのはペンキの玉しかない。あくまで目くらましで使うものなので、敵に顔を隠されてしまっては何の意味もなさないのだ。


 目の前まで距離を詰めたところで、手下はにやりと口の端を上げる。向きになってマルクが殴り掛かろうとするも、手下に両手を蹴り上げられてしまい、その反動で思わずパチンコを落としてしまう。

 マルクは落としたパチンコを拾おうとしたが、手下がそれより先にパチンコを蹴飛ばしてしまった。マルクがパチンコを失い、顔を覆う必要がなくなったところで、手下は肩を揺らして笑いながら、ついにハンマーを両手で掴んだ。


「マルク……!」


 数人の手下を蹴飛ばした後、ラースは再びマルクの様子を見て息を呑んだ。手下の一人がハンマーを持ち上げ、恐怖で立ち尽くすマルクとの距離を徐々に詰めていく。

 このままではマルクが危ない――そう危惧したラースは、すぐにマルクの元へ駆けつけようとした。


「よそ見なんかしてんじゃねーぞ!」


 しかし、取り囲んでいた他の手下達に行く手を阻まれてしまった。手下達が一斉に武器を振り上げ、ラースに襲い掛かる。


「邪魔だ!」


 ラースは払い退けるように、手下達の腹に手早く拳、踵をめり込ませた。手下達はその場で呻いて倒れた。

 すぐにマルクの方へ視線を戻し、ラースは再び走り出す。手下がマルクの目の前に立ち、バットのようにハンマーを振り上げ始めた。間に合え、急げと、ラースは何度も自分に言い聞かせ、速度を上げた。


「くたばれ!」


 雄叫びと共に、手下の一人がマルクに向かってハンマーを振り回す。自身の足が動かないまま、マルクは身に迫る危機のあまり叫び声を上げる。

 ラースは失速することなく、マルクに向かって飛び込んだ。そして、手下の攻撃から守るべく、ラースは立ち尽くすマルクを突き飛ばした。


「ラ、ラース……!」


 突き飛ばされたマルクが叫ぶ。ラースの目前に、手下が振り回したハンマーが迫る。

 もはや、覚悟するしかない――。ラースは歯を食い縛り、荒くれ者の一撃をその身で受けた。


 ハンマーが当たった瞬間、ラースは自身のあばら骨が軋む音を聞いた。大きく吹き飛ばされ、ラースは地面に激しく叩きつけられた。

 ラースが腹を押さえながら悶える。すぐに立ち上がろうと試みるが、身体に上手く力が入らない。

 これがあいつの作戦だったのか――朦朧とする意識の中で、ラースは地面に倒れたまま、フードを被った手下の方を見た。フードを被った手下は、ラースを冷たい目で見下ろしながら含み笑いを浮かべている。


「お前ら、今だ! 一気に奴を叩きのめせ!」


 バーゴが合図すると、先程まで戸惑っていた手下達は戦意を取り戻し、(とき)の声を上げた。

 軋むように痛むラースの体に、再び起き上がるだけの力は残されていなかった。万事休すだ。水を得た魚のように襲い来る手下達を、ラースは為す術もなく見つめることしかできない。すぐにマルクが蹴飛ばされたパチンコを拾い上げて助けようとするも、ペンキの玉を数発飛ばした程度で手下達の猛攻が止まることはないだろう。

 最初に向かって来た一人の手下が、手にしている剣をラースに振り下ろそうとしたとき――ここで、予想だにしないことが起きた。振り下ろされた剣が見えない力で弾かれ、手下が大きく体勢を崩したのだ。

 突然の出来事に度肝を抜かれ、手下達は怯んで足を止めてしまう。慌ててラースを警戒するも、地面に倒れたままで迎撃をした様子はなく、ラースもまた唖然としていた。誰の仕業なのかを探ろうと手下達が辺りを見渡すや否や、何者かの足音が風のように近づいてきた。

 手下の一人が前方を向き直したときには、既に遅かった。手下の目の前には一人の男が立っており、手下の横腹を身の丈ほどの長い太刀で刺し貫いていたのである。手下達が息を呑む中、男は力尽きた手下から長太刀を引き抜いて蹴飛ばすと、他の手下達をきっと睨みつけながら長太刀を構え直した。


 突然現れたその男のことを、ラースはよく覚えていた。珍しい身なりをした客だと印象に残っていたからだ。肩甲骨まで伸びた黒髪、闇夜を思わせる黒いマント、そしてあの無二の長太刀。まさしく朝に宿屋のダイニングルームで会った人物そのものだったが、ラースは同一人物であるとすぐに信じることができなかった。

 朝に言葉を交わしたときの彼は、気まぐれで、どこか話し下手で、それでも別れ際に柔和な笑みを漏らす穏やかな人柄だった。少なくとも、今の男のように、躊躇いなく武器を振り上げるような残虐な人間ではなかったのだ。

 両手に構える長太刀で腹を裂き、胸を裂き、手下達が血飛沫を上げてのたうち回るも、男は一向に容赦しない。手下達の返り血で真っ赤に染まり上がっても、男は意にも介さない。微塵も殺意を緩めることなく斬りかかる男の姿に、ラースは恐怖の感情すら抱いた。

 そして、敵として対峙しているバーゴにとって、男の冷酷無情な斬撃はより恐怖を覚えるものだったことだろう。それでも怖気付くのは自身のプライドが許せず、バーゴは恐怖を紛らわすように罵声を飛ばした。だが、間もなくして手下達の叫び声が止み、残る敵はバーゴとフードを被る手下の二人のみとなってしまう。

 血塗れで倒れる手下達の山を通り過ぎ、男は血の足跡をつけながらバーゴ達に歩み寄った。バーゴが悪足掻きで殴りかかろうとするも、男の目にも止まらぬ斬撃を胸に受け、バーゴは血を流しながら地面に膝をつく。とうとう追い詰められて青ざめるバーゴに対し、男は突然左手を突き付け、何かを呟き始めた。


「チッ……何の真似だ!」


 バーゴが苦し紛れに叫んだ瞬間だった。体内に宿るエネルギー――魔力を使い、呪文を唱えることで、英知の力――魔法を発動することができる。男の魔法によって、バーゴ達の周囲に巨大な竜巻が発生し、瞬く間に二人を呑み込んだ。

 男の作り出した竜巻が、周辺の礫や草花を一気に巻き込み、弾き出す。目を覆うほどの激しい強風により、バーゴ達の体は軽々と宙に浮き、遥か上空へと吹き飛ばされた。バーゴ達の姿が見えなくなると、男は突き付けていた左手を下ろし、巨大な竜巻を打ち消した。


 こうして、バーゴ一味は男の(とど)めによって全滅した。ようやく危機が去ったところで、ラースは駆け寄ってきたマルクに手を引っ張ってもらい立ち上がる。そして、加勢してくれた男に視線を向けたが、横にいたマルクは男に怯えて目を背けてしまっていた。マルクのみならず、街の人達は誰一人として男に声をかけようとしなかった。殺傷に躊躇いを覚えないような人間と関わっても、ろくなことがないのが目に見えていたからだろう。

 だが、ラースだけは、男に声をかけるのを止めようとしなかった。残酷な一面だけでなく、宿屋で初めて会ったときに見せた、男の穏やかな一面を知っていたからだ。

 ラースが見たときには、男は長太刀を一振りしてこびりついた血を飛ばし、鞘に納め、ラース達に一瞥もくれることなく立ち去ろうとしていた。マルクから離れてすぐに後を追い、ラースは男を呼び止めた。


「……私を軽蔑しに来たか?」


 ラースが何か言いたそうにしているのを見て、男は冷酷な顔をそのままに尋ねた。ラースはぶんぶんと首を振った。


「あんたは俺と話して楽しかったって言ってくれただろ。笑ってくれただろ。あの時優しく接してくれたあんたが、何でこうも残酷になれたのか理解できないんだ。何もあそこまで、あいつらを傷つける必要なんてなかったはずだろ……」


 気の毒そうに視線を落とすラースに対し、男はきっぱりと答えた。


「自分が人殺しなのは百も承知だ」

「じゃあ、何で……!」

「それでも。それを分かっててもなお。私は剣を振る。……そうでもしないと守れないものがあるからだ」


 ここで、男がラースに背を向けた。思い悩むかのようにうつむきながら、男は言う。


「正直……剣を振る理由なんて私にも明確には分からない。それでも私は、守るべきもののために戦う。それが……私が今、剣を振る理由だ」


 それを聞き、ラースは今日、広場で自分が口にしていた言葉を思い出した。

 ――今になってなんだが、俺は何で今も剣を振り続けているんだろうって思ってな。


「……さて。私はそろそろ行かせてもらう。いつかまた会おう、ラース」


 そう言い残して、男はマントを翻し、街の外へと足を進めた。


「今……剣を振る理由……」


 一度抱いた疑問が、再びラースの脳裏に蘇る。

 ――俺が、今も剣を振る理由って何だ?

 男の姿は、次第に見えなくなっていった。

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