表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/29

2章 6話~亨Side 4~

※前半に若干、少女コミック程度の性描写があります。

ご注意ください。





「綾乃・・・・・・愛してる・・・・・・」


決して色白ではない綾乃の、それでも滑らかな肌の上に舌を這わせていく。


首筋から鎖骨、胸のラインを通り過ぎて腹部に達する。


ベッドに縫い付けるように組み敷いた綾乃は、俺の下で啼き声をあげ続ける。


しつこく繰り返す愛撫に、綾乃のソコは濡れそぼっていた。


「・・・・洪水だぞ?そんなに気持ちいいのか?」


そして俺は、あえて何もつけずに綾乃の一番奥まで入り込み突き上げ続けた。


その連休は宣言通り、綾乃をベッドから放すことはしなかった。




2ヶ月あまり経って、その関係が変わった。


綾乃の前夫の息子が家出をし、「お母さんと一緒に暮らしたい」と綾乃を訪ねて来たからだ。


「このおじさん誰?」


そう言われた時に、とっさに婚約者だと名乗った。


プロポーズもしてないのにと、綾乃は目を剥いた。


・・・・・・・・・・・・・確かにしてないな・・・・・・。


でも結婚する気満々なんだから構わないだろ?


「僕がいるけど、おじさん平気?」


そう聞かれて、俺は即答した。


「ああ、君の一人や二人、全然いてくれて構わないよ」


本当にそう思っているから、あっさりと答えられた。


勝手に話を進める俺たちの輪に入り込めず、右往左往している綾乃の様子が面白かったけどな。


とりあえず匠を育てていた義姉だと言う人に連絡を取り、近々訪ねる事になった。


でも匠の希望を叶えるには、義姉よりも義妹が鬼門らしい。


その義妹がどんな女なのか興味があり、話し合いについていくことにした。


「どんな人なんだ?その義妹ってのは」


顔をしかめたままの綾乃に聞いてみた。


『・・・・・・一応、長男の嫁ですけどね。匠の1つ下の娘が一人いますよ。でもすっごい我侭で・・・・・・』


「我侭?」


『ああ、はい。我侭というか、ご意見番というか。とにかく威張ってますね。だから離婚の時も、匠に会うことを拒否されたんですもん」


「そこの家で匠君が育ったわけじゃないだろう?」


『ええ、違います。年の離れた義姉の家ですよ。それと・・・・・』


綾乃が言いかけて口ごもる。


それは思いも寄らぬ事実だった。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ