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最凶アサシン転生~最凶殺し屋は老衰で死んだが、異世界転生して現代知識で無双する~  作者: 佐々牙嵯峨兎
1章 王都守護編

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第41話 ゴエティア探索

 水を滴る音が響き、俺たちはゲートを通って暗い道を歩いていく。

 ダンジョンの外面は神々しい神殿だが、ゲートを通るときは光がなくて、心霊スポットのように不気味さを感じる。

 視界の外からいつでも幽霊が出てきそうだな。

 俺はそう思いながら、ダンジョンの内部に入るまで歩く。

 俺とリザとゲーツは平気だが、逆にエステルは顔を青ざめながら俺の腕に必死にしがみついている。

 もしかして幽霊が苦手なんだろうか? 魔法で対峙できるのにな。

 俺はそう思いながら進み、しばらくすれば光が差し込んできた。

 多少まぶしく感じるが、それでも歩み続ける。

 すると先ほど暗かったトンネルから出て、緑が生い茂る草原に着いた。

 ココがゴエティアの内部で、最初の層である総裁領域(エリア:プレジデント)の第一層・ウァラクだろうな。

 そう思っていると、エステルは辺りを見渡しながら呟く。


「学園戦争の時もだけど、やっぱり広いなぁ……」


 エステルの呟きに俺は無言でうなずく。

 確かに外観は大きい神殿だったが中はかなり広い。

 このダンジョンの中身は一体どうしたらそんなに広くすることができるんだ? それにこれほどデカいから

 どうやって外見と内面を別々に建築した方法と、費用や資材を確保したことに考えてしまう。

 魔物が出てくる可能性があるが、それでもどうやって生み出したのか気になってしまう。

 そう思っていると、ゲーツは腰にある龍滅剣バルムンクを掴みながら言う。


「ゴエティアに現れる魔物は特殊な力を持っている。警戒は怠らない様にしよう」

「アァ、分かった」


 ゲーツの言葉にハッと我に返って、空間所持ストレージからトンプソンコンテンダーとM950Aや風魔刀を取り出す。

 魔物が来てもある程度倒すことができるな。

 そう思いながらM950Aを背中に背負い、風魔刀を腰に下ろす。

 エステルやリザも各々の武器を構える。

 これである程度戦える事は出来るが、ゲーツが銃を持ってないのは仲間外れのように感じるな。

 探索を一時的に休んだ時にゲーツの銃を作ってあげようか。

 そう思いながら次の層に行くための扉を探すために探索を開始する。

 サジェッサから聞いたが、ウァラクは双頭のドラゴンに乗った天使の翼を持つ子供の悪魔で、蛇の隠れ家や惑星のありかを知るとされている。

 このエリアは爬虫類や下級ゴーレムなどの気配を獣の勘で探り、近づいてきたら銃を使って倒す。

 そんな風で進んでいくと、木の上から翼を持ったトカゲ・火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードが襲い掛かる。

 俺はトンプソンコンテンダーを構えて叫ぶ。


「来たぞ、構えろ!」


 俺の言葉に三人は各々の武器を構え、最初にやってきた火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードを筆頭に三十体ほど火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードが追加でやってくる。

 火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードは火をまとった翼から熱風の刃が放ち、エステルは混合杖スクランブル・ロッドを構えて詠唱する。


『水と風のエレメントよ。今一度、熱風の刃を打ち消す水の竜巻を放て!』

水流乱風ウォーターストーム!」


 詠唱し終えると混合杖スクランブル・ロッドの先から水流と乱風を合わせた竜巻が放たれ、火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードの熱風の刃を容易く打ち消していく。

 火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードはそれを見て避けようとするが、十体ほど避けれずに細切れになった。

 半分怪人の時もだけど、エステルって別々の属性を合わせる魔法を放てるとはな。

 それは混合魔法と呼ばれており、二つ以上の属性を合わせればとてつもない威力を放つことができる。

 しかし二つの魔力のバランスを崩さない様に集中しないといけない。

 戦闘中で立ち止まって詠唱するのは命のリスクがあるため、集中しながら動けるまで戦前に出るのはいけないとされている。

 そう思っていると、火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードが口を開いて赤い炎のブレスを吐き出す。

 エステルはそれを見て混合杖スクランブル・ロッドを強く握り出す。

 だけどエステルの額には脂汗が少しあった。

 混合魔法は魔力をかなり消費されているから、連続で放てばとてつもない疲労感がやってくるだろう。

 俺はそう思いながらエステルの前に立って詠唱する。


『水のエレメントよ。今一度、激流の爆発を起こせ!』

水球爆破ウォーターボール・バースト!」


 詠唱し終えると手の平から水球が生み出され、俺は赤い炎のブレスに向けて水球を投げ飛ばす。

 一目見れば炎のブレスに水球を投げているように見える。

 だけど水球と炎のブレスがぶつかると、水球が激しく爆破して炎のブレスを打ち消す。

 エステルは突然俺が前に立っていることに驚く。


「ルイ君!? なんで私の前に……?」

「お前がちょっと無理していたから、代わりに防いだだけだ」


 俺はエステルに向けてそう言い、空間所持ストレージからM870を取り出して構える。

 この世界だと空を飛ぶ系や、集団行動系の奴は魔法を使って倒せば良い。

 今持っているM870は空を飛べたり集団で集まったりする奴に効果的だ。

 俺はそう思いながら火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードに銃口を向け、力強く引き金を引く。

 銃口から散弾が放たれ、空中に飛ぶ火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードにヒットする。

 ヒットした火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードは地面に落下するが、中には片方の翼を撃ち抜かれて必死に飛ぼうとする。

 仕留め損ねた方も撃つべきだろうが、俺はリザとゲーツに向けて命令する。


「リザ、ゲーツ! 仕留め損ねた奴を倒してくれ!」

「うん!」

「アァ!」


 俺の命令に二人はそう答え、仕留め損ねた火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードを二人が持つ武器で倒す。

 よし、例え仕留め損ねたとしても、リザとゲーツの二人で仕留めていけそうだ。

 俺はそう思いながらグリップを引いて排莢し、もう一度狙って引き金を引く。

 放たれた散弾を受けた火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードが地面に落ち、仕留め損ねた奴がリザとゲーツが倒していく。

 その繰り返しで火翼蜥蜴ファイアウィング・リザードの群れをせん滅することができた。

 ざっと12ゲージを4~6個ほど消費したし、弾薬の在庫を少しずつ確認しないとな。

 俺はそう思いながら、エステル達と共に次のゲートに向けて歩きだす。


ここまで読んでくださってありがとうございます!

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