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最凶アサシン転生~最凶殺し屋は老衰で死んだが、異世界転生して現代知識で無双する~  作者: 佐々牙嵯峨兎
1章 王都守護編

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第39話 編入とテスター

 学園戦争からざっと一週間経った。

 あれからダビデ学院のろくでなし連中から闇討ちは無く、ゲーツとは怪我が治ってからは全然連絡を取っていない。

 俺も怪我が治って学園戦争の結果が来るまで、エステルとリザと学生として過ごしている。

 今日も午前の科目を終えて食堂で昼飯を取っている。

 俺はパンを少しかじって呟く。


「ゲーツの奴、今頃何やってんだろうぁ」


 俺の呟きにエステルとリザは首を傾げる。

 リザはスプーンをトレーの上に置いて聞く。


「どうしたの? ゲーツさんを心配しているの?」


 リザの言葉にエステルも同じくだと頷く。

 ちょっと心配させてしまったな。

 俺はそう思いながら答える。


「あぁ、あいつ怪我が治ってから連絡が取れなくなったからな」


 俺はそう言いながら野菜スープをスプーンですくって飲む。

 ゲーツの様子が気になるし、昼飯を食い終えればレグルスに会っていくか。

 そう思いながら食べていると、後ろから声を掛けられる。


「すまないけど、隣で座っても良いかい?」

「あぁ、別に良いぞ」


 俺は後ろにいる人物に答えるが、前にいる二人はスプーンを落としている。

 どうしたんだ? 何か幽霊を見たような反応をしているな。

 そう思いながら野菜スープを飲むが、隣に座った人物を見てつい噴き出してしまう。

 隣に座ってきたのは同じソロモン学園の制服を着た青年だが、腰に龍滅剣バルムンクを携えて昼飯を机に置くゲーツであった。

 俺は久々の再開に驚いてしまうが、まずは噴き出した野菜スープを拭いてから質問する。


「お前はダビデ学院の二年生だろ! なのに何でソロモン学園の制服を着た上に学食を利用してんだ?」


 俺の質問にゲーツは野菜スープをかき混ぜながら答える。


「驚かせてすまないが、実はダビデ学院は無くなりそうなんだ」

「「「ハイ!?」」」


 ゲーツの答えに俺とエステルとリザはそれを聞いて声を揃えて驚く。

 突然とんでも発言に驚いてしまうが、ゲーツは連絡が取っていなかった間に、何が起きたか教えてくれた。

 どうやら怪我を治ってから家に関係する人たちの修復、ニヘルが犯した犯罪の調査を行っていた。

 だけどニヘルの犯罪について調べているうちに、ダビデ学院のろくでなし共が行った犯罪の数々が浮かびあがってきた。

 さらに教師陣営も生徒達の犯罪をもみ消した証拠が見つかり、ダビデ学院を解体することになった。

 罪を犯した生徒は奴隷刑、まともな生徒達はソロモン学園に編入することになった。

 どうしてゲーツがソロモン学園の制服を着ているのは分かったが、奴隷刑って一体何だろうか?

 そう思っているとリザが軽く説明する。


「奴隷刑って言うのは、罪を犯した上に隠ぺいしたら、奴隷として生きていく刑だよ」

「へぇ~」


 俺はリザの説明を聞いて頷く。

 要するに奴隷を刑罰として扱っているんだな。

 リザの説明を聞いて昼飯を食べ終える。

 ふぅ、ゲーツと久々に出会って驚いたが、ゆっくり話し合えたから安心したな。

 そう思いながら食器を職員に渡し、三人も食べ終えてから下げる。

 するとエレアがやって来て、俺とエステルとリザとゲーツに向けて言う。


「お~い、ルイ君達はレグルスさんから呼び出しされたよ」


 エレアの言葉に俺達はどういう事か分からず首を傾げる。

 また呼ばれるなんて、もしかして天魔に関する情報なのか?

 俺はそう思いながら理事長室に向かう。

 しばらく歩いて理事長室に着き、俺たちは中に入る。

 中に入るとレグルスは書類を捌きながら言う。


「君たちに少し話したことがあって来てもらったが、私のことを気にせずに話をしておこう」

「は、はい……」


 レグルスの言葉にリザは緊張しながら答え、エステルも緊張していた。

 俺はこれで三度目だからあまり緊張することはなくなったな。

 そう思っていると、レグルスは書類を捌きながら話し始める。


「君たちを呼んだのは自由にゴエティアの探索を行うためのテスターをしてほしい」

「ファッ!?」


 レグルスは軽く言っているが、予想外の答えに俺は変な声を出し、他の皆は声を失っていた。

 確か学園戦争で好成績を叩き出せば、いつでもゴエティアを探索できると聞いた。

 しかし自由に探索を行うためのテスターになれと言われて驚いてしまった。

 そう思っているとレグルスは顔を上げて言う。


「もちろんタダでやってほしいとは言わない。国王が提案したものだから、できる限り順調に行えるよう補助を行うぞ」

「ま、マジかよ……!」


 俺はレグルスの言葉を聞いて硬直する。

 まさか国王が提案したなんて、今回の件で王国側は天魔をマジでどうにかしようと考えているんだな。

 俺は驚いていると、レグルスは首を傾げながら聞く。


「どうした? もしかして今は難しいのか?」

「い、いえ! ぜひとも受けさせてください!」


 レグルスの質問にゲーツはハッと我に変えて答える。

 俺もどうしようか考えていたけど、ゲーツの言葉に同じ答えになる。

 ゲーツの言葉にレグルスは豪快に笑いながら言う。


「ハッハッハ! 君は少し緊張しすぎだぞ? 探索は丸一日や数日籠ってもいいが、その代わりちゃんと勉強と連絡をしておくんだぞ?」

「ハイ、分かりました!」


 レグルスの言葉に俺は強めに答える。

 レグルスは俺の答えに面白そうにし、俺たちは理事長室を後にする。

 その後はゴエティアのテスターについて話し、明日の朝一で行うことにした。

 明日に備えて食料や治療薬を買い備えて早めに寝た。

 俺は窓から夜空を見ながら思う。

 転生してから16年ほど経ったが、ようやく調査まで行くことができたな。

 色々と感慨深いが、明日は朝早くゴエティアの探索をしなくてはいけない。

 そう思いながらベッドのようになってまぶたを閉じる。


ここまで読んでくださってありがとうございます!

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