表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最凶アサシン転生~最凶殺し屋は老衰で死んだが、異世界転生して現代知識で無双する~  作者: 佐々牙嵯峨兎
1章 王都守護編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/45

第36話 扇動の天魔、覚醒

 マズイ! このままだと俺の心臓を貫かれる恐れがある。

 俺は即座にニヘルの行動を止めるため、スタングレネードの安全ピンに指をかける。

 しかしニヘルの後ろから一筋の弾丸が襲い、ニヘルの右肩を撃ち抜く。

 ニヘルは自身の右肩が貫かれたことに気づき、放つのをやめて右肩を抑えて叫ぶ。


「ギャァァァ!? 私の右肩がぁぁぁぁ!」


 ニヘルはそう叫びながら苦しみ、俺は弾道が来た方を見る。

 すると奥にいたのは、茂みのデコイを羽織ったエステルだった。

 俺はエステルに向けて叫ぶ。


「おーい、操られた連中に追いかけられたって聞いたが大丈夫かー?」


 俺の叫びを聞いたエステルは茂みのデコイを脱いで答える。


「私は大丈夫! しばらく逃げたけど、突然操られた人達が正気に戻って、リザが安全なところに避難してくれたの!」


 俺はそれを聞いてほっとしながら胸をなでおろす。

 良かった、操られた人達が遠くにいても解除されるんだな。

 いや、遠くにいても洗脳が解かれたのはゲーツがマリオネッツを討伐したからだな。

 しかし疑問が一つだけ浮かび上がる。

 確かAK47の有効射程は600mで、それなのに俺とニヘルがいる場所は700mぐらいだ。

 さらにエステルは狙撃が苦手なため、ニヘルの右肩を狙うのはかなり難しいはずだ。

 どうしてエステルが狙撃を成功した理由を考えていると、隣の茂みが立ち上がる。

 なんだ? もしかしてリザか?

 俺はそう思いながら凝視すると、謎の人物が茂みを脱いだが、正体はリザであった。

 俺はリザに向けて大声で質問する。


「なぁ、もしかしてエステルが狙撃を成功させたのはリザかー?」

「うん、そうだよー!」


 俺の質問にリザは大声で返す。

 やはりか、リザは少し特殊な家系で、狙撃や索敵を得意としているから、リザの助言で何とか成功した感じだろう。

 そう思っていると、ニヘルは慌ててこの場から逃げようとする。

 しかし俺は風魔刀で奴の左腕を切り落とす。

 ニヘルは切り落とされた左腕を見て硬直してつぶやく。


「へッ……!?」

「悪いがお前にはこれまで暴れてきたツケをしっかり払ってもらうぞ」


 俺はそう言って風魔刀の柄頭をニヘルの首筋に叩き、奴の意識を刈り取る。

 ニヘルは意識を刈り取られて、ばたりと地面に伏せる。

 よし、一時的だが解決したな。

 そう思いながらエステルとリザが来てくると、ゲーツは俺らにやって来て頭を下げる。


「君たちを巻き込んでしまって本当にすまない!」

「「「エッ?」」」


 ゲーツは頭を下げたまま謝罪するが、俺たちは突然謝罪されて硬直する。

 えっと、何でお前が謝っているんだ? 謝るのはニヘルだろ?

 俺はそう思いながら頭を下げるのをやめさせようとする。

 するとゲーツの後ろから、黒焦げの何かが立ち上がる。

 まさかあいつ、ぎりぎり耐え切ったのか!?

 俺は天魔のしぶとさに嫌気をさしつつ、ゲーツの肩を掴んで叫ぶ。


「ゲーツ、後ろだ!」

「エッ、後ろ?」


 ゲーツは俺の叫びに首を傾げ、俺は後ろに回させる。

 するとゲーツはマリオネッツが立ち上がった事に気づき、立ち上がった事に驚きながら叫ぶ。


「ナッ!? お前は確か龍滅剣バルムンク超加速オーバードライブをもろに受けたんじゃ……!」


 ゲーツはそう言いながら龍滅剣バルムンクを構える。

 しかしマリオネッツは仮面の割れ目から鋭い睨みが見え、恨みを込めながら叫ぶ。


「アァァァァ! 本当に人間はしつこいですね! 何度も何度も何度も何度も何度もぉぉぉぉ!」


 マリオネッツはそう叫びながら頭を掻きむしる。

 どうやらゲーツに負けたことにかなり根を持っている。

 そう思っていると体の節々から魔力が漏れ出し、体中からひび割れが起き出す。

 これ、もしかしたら自爆で俺達もろとも殺そうとしてないか?

 俺はそう思い、即座にエステルとリザを抱えて叫ぶ。


「ゲーツ、あいつ自爆する気だ!」

「何!」

「「エェ!?」」


 俺の叫びにエステルとリザは驚き、ゲーツは眉を寄せる。

 ゲーツは龍滅剣バルムンクを下ろして、エステルとリザを抱えた俺と共に自爆から逃れようする。

 マリオネッツは下がる俺たちを見て叫ぶ。


「私の身が滅ぼうとしても、あなた達を道連れにしてやりますよ!」


 マリオネッツはそう叫ぶと同時に体のヒビから紫色の光が放たれ、爆風と爆音が辺りに発せられた。

 俺たちは爆風によって前方に吹き飛ばされてしまう。

 熱はないが、受け身を取らないと大けがになる恐れがあるぞ!

 俺はそう思いながらエステルとリザを見る。

 すると二人は何かを察してこくりと頷き、俺が手放すと二人はうまく受け身を取って着地した。

 俺とゲーツもうまく受け身を取って着地し、爆発がした方向を向く。

 砂埃で見えにくいが灰も残らずに消滅したんだろう。

 俺はそう思ったが砂埃が晴れると、そこには全く別の姿をした怪人が立っていた。

 その姿はとても異質で、四肢の節々にはドクロがあり、骨で構築された鎧をまとい、顔はあご下しかなかった。

 それはまるでガシャドクロとデュラハンを混ぜ合わせた怪人だ。


「ナッ……!」


 俺はそれを見て声を失うが、サジェッサは慌てて叫ぶ。


《マスター、急いで仲間を担いで逃げてください! あの個体からとてつもない魔力量が発生されております!》


 俺はサジェッサの言葉に驚く。

 何!? 確かにとてつもない何かが大量に発せられているが、ココで逃げればあいつはゴエティアの最奥に向かっていく可能性があるぞ!

 俺はそう思いながらトンプソンコンテンダーを構え、心臓に向けて引き金を引こうとする。


「そうはさせませんよ? 同胞を殺すものよ」


ここまで読んでくださってありがとうございます!

感想、誤字脱字、ご意見なんでも大歓迎です!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ