第27話 学園戦争に備えて
俺はエステルとリザに学園の森に行くように伝え、二人が来るまで待つ。
マァ、いきなり学園の森に来てほしいなんて、普通に驚くだろう。
そう思いながら待っていると、エステルとリザが武器を持ってきた。
二人は首を傾げて俺に質問する。
「いきなり森に来てほしいって言われたけど、ココで何するの?」
「もしかして、一週間後の学園戦争に向けて特訓するの?」
エステルは首を傾げ、リザは俺の目的を言い当てる。
おっ、リザは中々良い答えを言い当てているな。
俺はそう感心しながら二人に答えを教えつつ説明する。
「リザ、半分正解だ。だけどフォンのように天魔と手を組んでいる奴がいるから、俺と同じように銃を使える訓練や才能を鍛えていくぞ」
俺はそう言うが二人はまだピンときてなくて、まだ首を傾げていた。
う~ん、少し分かりにくかったのか? 一応できる限りわかりやすく説明したんだが……。
俺は少し頭を掻きながらもう少しわかりやすく言う。
「マァ、わかりやすく言えば天魔とまともに戦えるために、戦闘能力を爆上げするんだ」
俺は分かりやすく言うと二人は理解して頷く。
よし、これで理解させたし、あとは学園戦争に備えて鍛えるのみ!
それに好成績を叩き出せば二人もゴエティアに入れるから、まさに一石二鳥だな。
俺はそう思い空間所持からニューナンブM60二丁と、.38スペシャル弾を千発分の弾薬箱を二人に渡す。
受け取った二人は不思議そうにしながら、渡されたものをジロジロとみる。
マァ、脱出試験の時はレールガンだったが、今はこぢんまりとした武器を見て興味を持っているだろう。
俺はそう思いながら、今の鍛錬内容を説明する。
「今から行うのは、それを使って一人500発撃つようにすること! あと、それが終わったら山頂までランニングだ!」
「「エッ!?」」
俺はそう言うと二人は目を点にして驚く。
オイオイ、俺が言ったのは割と軽い方だぞ?
だけど肉体全強化を持っているから何言ってんだ? みたいな感じだな。
俺はそう考えると二人は少し驚いてしまうが、少しして弾薬箱から五発分の弾丸を取り出し、ゆっくりとシリンダーに装填する。
おっ、少し心配したがちゃんとしているな。
俺は少し感心しつつ空間所持からAK47を取り出し、マガジンを装填した上にレバーを引いて、少し離れた木に向けて引き金を引く。
銃口から7.6mm×39mm弾が放たれ、一点集中に撃っていく。
少ししてマガジン内が弾切れになると、一ミリぐらいずれているが、一点で木を貫通した。
それを見た二人は声を失っている。
フッ、これが使いこなした差だ。
俺はそう思いつつ、声を失っている二人に向けて言う。
「エステルとリザは俺がさっき撃った奴にしろよ? あれは的のようなものだからな」
俺はそう言うと、二人はさっき撃った木に向けて構える。
エステルの構え方は少し角ついており、逆にリザはピンと張っていた。
う~ん、エステルの方はグリップと手があまり密着してないし、リザはグリップの下を支えてはいない。
これは少し止めさせるか。
俺はそう思いながら二人に声をかける。
「二人ともストップ! その構え方はだめだぞ、俺が少し見本を見せるぞ」
俺はそう言いながらトンプソンコンテンダーを取り出し、正しく構えて引き金を引く。
銃口から.308ウィンチェスター弾が放たれ、まっすぐ的の中心にヒットする。
二人はそれを見て「おぉ……」と感嘆する。
俺はトンプソンコンテンダーを空間所持に納めて言う。
「マァ、最初は安定したフォームで撃ち続ける。そうすれば多少大丈夫だぞ」
「うん、分かったよ」
「これ、かなり慣れが必要だね……」
俺の言葉にエステルの方はうなずき、リザは少し厄介そうにしながら呟く。
俺はそれを聞いて昔を思い出す。
俺も昔は師匠に「銃の使いがなっておらん!」と言いながら拳骨を食らわせたからぁ。
最初は苦労するものだが、慣れれば苦でもない。
俺はそう言うと、リザは顔色を明るくしてエステルと共に訓練を行う。
うん、その感じで銃の扱いに慣れれば、お前用の銃を用意する必要があるな。
俺はそう思いながら地図を確認する。
えっと、安全に山頂に行けるルートはこんな風だな。
俺は確認しながら地図にルートを書き、二人の近くに置いて言う。
「安全に考慮したルートを置いておくぞ」
「分かったけど、どこに行くの?」
エステルはそう言って首を傾げる。
俺は少し頭を掻きながら答える。
「あー、ちょっと忘れ物を取りに行ってくる」
俺はそう言うと二人から離れる。
ある程度森の奥に入れば、近くの木の下に座って空間所持を開く。
えっと、エロヒム村の墳墓で手に入れたのは……不可視の衣・無音の靴・陽炎の仮面か……。
よし、これなら多少侵入しても問題ないな。
俺はそう思いながらエロヒム村で手に入れたアイテムを装備し、さっそくある場所に潜入するために準備運動を行う。
静かに動くからって、念には入れないとな。
俺はそう思いながら準備運動を終え、ある場所に向かって肉体全強化を使って行く。
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