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最凶アサシン転生~最凶殺し屋は老衰で死んだが、異世界転生して現代知識で無双する~  作者: 佐々牙嵯峨兎
1章 王都守護編

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第18話 いざ、入学試験へ

 俺は窓からのぞく朝日で目を覚まし、大きなあくびを上げる。


「ファ~よく寝た……」


 俺は大きなあくびを上げ、そう言いながらベッドから降りて別の服に着替える。

 今日はソロモン学園の入学試験当日で、俺はそこに受かるためにこの街の宿に泊まっていた。

 試験は当日でもお金を払えばオーケーらしく、俺も当日で試験費の銀貨五枚を払って受けようと考えている。

 とは言え、この世界の学力が中学生くらいだとしても、実技で手を抜いたら痛い目を合うからな。

 そのため、自分の持つ力を出し惜しみせずに行こうと思っている。

 そう思いながら着替え終え、宿に置かれた物以外すべて空間所持ストレージに納め、実技試験のために使う銃器を選定する。

 一応、トンプソンコンテンダー・M870・AK47は必須として、移動しているとき少し作ったこれらはまだ試作段階だから、奥の手として使うか。

 俺は一通り銃器の選定をし終え、宿から出れば近くの食堂で朝食を済ませる。

 朝食を済ませれば、そのままソロモン学園に向かっていく。

 そんな中で主婦たちが話し合っていた。


「今日は入学試験当日だけど、うちの子は大丈夫かしら?」

「今回は天魔が真理の王(ロード・オブ・ワン)を狙っていることに国は気づいたから、今年は難しそうね」

「えぇ、でも私たちは静かに見守っていきましょう」

「そうね、今は若い子たちが未来を引っ張っていくからね」


 俺は主婦たちの話を聞いて少し考える。

 天魔は世界を我が物にしようと暗躍しているが、なぜか真理の王(ロード・オブ・ワン)を狙っていた。

 しかし俺からすれば他の法具にすれば成功率が高そうだし、鎧だけ来ても武器がなければ意味ないような……。

 そう思いながら歩いていると、目の前に揺れる旗を見て立ち止まる。

 赤い生地の旗に書かれているのは、クロス状に交わる両腕で、両手の指には十の魔法陣が刻まれた指輪をはめていた。

 そして様々な人種が目の前の建物内に向かっていた。

 ここがソロモン学園か……。

 昨日は試験に備えて早めに宿で寝ていたが、まさかこれほど敷地が広いなんてな。

 逢魔神殿ゴエティアがあるというのに、敷地がとても広いなんて、転生する前の世界だったら移動するのがとても大変だろう。

 そう思いながら立ち止まっていると、後ろから声を掛けられる。


「あれ? あなたは確か……」

「ん? って、あんたは昨日の!」


 俺は後ろの言葉に振り向くと、そこにいたのは昨日ぶつかったエルフ少女であった。

 確か名前はエステルだったはず……。

 そう思っていると、エステルは何かを思い出したかのように叫ぶ。


「確か昨日の人間種ヒューマンさんでしたよね? どうかしましたか?」

「あー、実は……」


 俺はエステルの言葉に、少し頭を掻きながら言う。

 思っていたより広くて、どこで受付があるか分からずにいたから、ちょうど聞こうと思っていたんだよ。

 そう思いながらエステルに言うと、彼女はあさってに指をさしていう。


「えっと、あそこの施設で受け付けてて、私たちも当日で受け付けるから、一緒に頑張ろうよ」

「あぁ、そうだな」


 俺は彼女の言葉にうなずきながら手を握り、受付に向かうために別れる。

 受付を行っている建物は一見すれば、何の変哲もない学校みたいに見え、転生前のころを少し思い出す。

 あの頃は小学校一年まで通っていたけど、中一でオヤジを殺して、そのまま路地裏でさまよっていた所に支障と出会ったからな。

 俺はそう思いながら受付が行っている場所まで歩き、入学試験の受付を終える。

 するといきなり謎の光に包まれ、気づけば青空と野原が広がる場所に飛ばされた。

 俺はいきなり別の場所に飛ばされたことに驚く。


「何だ、これ!?」

「オイオイ、受付を終えたらいきなり転移されたぞ!」

「一体どうなっているの?」


 俺の驚きに他の連中も辺りを見渡しながら言う。

 どうやら俺以外の人達もここに飛ばされたらしいな。

 どうしていきなりここに飛ばしてきた理由を考えていると、教卓の後ろから突風が起きる。

 俺たちは突風で運ばれてくる砂から目を守るため、腕で隠して砂から目を守っていく。

 強制転送の次は突風って、もうわけがわからなくなりそうだぞ……。

 そう思いながら襲い掛かる砂に耐えていると、突風が晴れると同時に一人の男が現れる。

 教卓の後ろに現れた男の初対面は生真面目な麗人だ。

 その姿は金髪のポニーテール、鋭い碧眼、体格は中肉中背ぐらいの男だ。

 金字が縫い付けていた黒いマントを羽織った男は鋭い眼光でいう。


「私の名はフォン・デュヨ・ダリウス、ソロモン学園の教師で貴様らの試験官だ。覚えるように」


 男は自己紹介を終えるが、他の皆はあ然としていた。

 えっと、なんかすごい聞き取りにくい上に、覚えにくい名前だな……。

 確か、何かの料理に似ているような……。

 俺が何か思い出そうとしている中、フォンなんたらかんたらは説明し始める。


「なぜここで試験を行うのか、それは実技がここから近く、時間を大幅短くするためで……」

「思い出した、確かフォンデュ・ヨダレウスだ!」


 俺はフォンデュの説明している時、思い出した名前を叫ぶ。

 イヤー、まさかフォンデュと同じ名前をしているうえに、名字によだれが付くなんて、よっぽどへんてこな名前だな。

 そう思っているが、他の皆は一斉にあごを外しているように見えるほど空いており、フォンデュは額に青筋を浮かべながら言う。


「おい、誰が喋って良いと言った? それに私の名前はそんなにふざけていないぞ……!」


 俺はそれを聞いてハッと我に返って気付く。

 あ、ヤベェ! 思い出したからって、うっかり大声を出してしまったな。

 俺は頭を下げて謝る。


「えっと、すんません」

「ハァ……次は気を付けるように」


 俺はフォン先生の言葉に苦笑いを浮かべながら頭を上げる。

 フォン先生は一回咳払いをして言う。


「コホン、今から行う試験は座学、それが終えれば複数の実技を行っていく」

「すみません。実技はわかりましたが、座学はどうするのですか?」


 フォン先生の言葉に一人の青年が首をかしげながら言う。

 確かに、こんなに広い場所でどうやって座学試験を行うんだ?

 そう思っていると、いきなり地面から石で出来た机と席が突き出てきた。

 いきなり机と席が突き出てきた事に全員は驚くが、フォン先生はスンとせずに言う。


「なお、この場で不正をしても、学長直々の探知刻印によって暴かれるため、行わない様に」


 フォン先生の言葉に全員は息をのみ、各々席に座っていく。

 おぉ、魔術の学園ということは知っていたが、まさかこれほどの技術を持っているとは。

 俺はそう思いながら席に座り、フォン先生は鋭く叫ぶ。


「それでは、座学試験開始!」


 全員はその叫び声を聞いて、一斉に答案用紙をめくり出す。


ここまで読んでくださってありがとうございます!

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