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最凶アサシン転生~最凶殺し屋は老衰で死んだが、異世界転生して現代知識で無双する~  作者: 佐々牙嵯峨兎
1章 王都守護編

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第17話 王都へようこそ!

 マウンテンシーフを近くに自警団に渡し、数時間進んでいくと大量の人が集まっていた。

 俺は少し目を細める。

 様々な特産品や装飾品を乗せた馬車が大量にあり、門を守る兵士が怪しい者が現れないか厳重にしている。

 ここを通れば王都にたどり着く。

 俺はそう思いながら小太り気味な商人にお礼を言う。


「ココまで案内させてくれてありがとうございます」

「いえいえ、最近暴れていた山賊、マウンテンシーフを倒してくれて感謝しております。では私はココで失礼します」


 小太り気味な商人はそう言うと、王都に入るための門に向かう。

 一応、間所を通るためにお金を集めてきたし、身分証明書だって持ってきたからな。

 王都に入るために必要な物を確認し、門に向かう列に並ぶ。

 その時に前の商人たちの話が聞こえたため、内容を聞くために聞き耳を立てる。


「聞いたか? 数日前、国王自ら王都にある逢魔神殿ゴエティアにある法具真理の王(ロード・オブ・ワン)が、天魔に狙われているって発表したらしいぞ?」

「マジかよ? それを聞いた冒険者たちは慌てて攻略をしようとしていそうだな」

「実際、国王も学生だけじゃ無く、冒険者にも開放しようと考えているらしいぞ?」

「そりゃ、世界が一大事って時に学生だけ使わせるのは、時間が足りないからな」


 俺は前の商人たちの話を聞いて考える。

 魔導騎士団マジックナイツもだが、やはり真理の王(ロード・オブ・ワン)を狙う理由はまだ理解できない。

 その件はあとで調べるとして、しばらく待つと門番の兵士が声をかける。


「すまんが、証明書と通行料を出してもらうか?」

「アア、分かった」


 俺は門番の兵士に答えつつ、証明書と通行料の銀貨五枚取り出す。

 兵士は証明書と通行料を確認したら、パスポートを渡して言う。


「通って良いが、次からはそのパスポートで見せろよ?」

「ハイ、分かりました」


 俺は兵士の言葉にうなずきつつ、パスポートを受け取って門を通る。

 すると最初に映ったのは賑やかで笑い合う人々、次に様々な商品をうろうとしている商人たちが視界に映る。

 村とはとても違う程にぎやかかつ、住んでいる人が皆笑みを浮かべている。

 そう言えば前世の頃、腐った政治家がいた国は大丈夫だろうか? もしも王都と同じ風に笑顔に見ていたら嬉しいな。

 天魔が真理の王(ロード・オブ・ワン)が分からないが、この笑顔を守らなきゃいけないな。

 そう思っていると、奥様が数人ほど集まって話していた。


「そろそろソロモン学園の入学試験が始まるんじゃない?」

「確かに、ソロモン学園に入学したい子が大量にやってきているわね」

「そうね。うちの子も『絶対入学して見せる!』って張り切っているわ」


 俺はそれを聞いて奥様達に質問する。


「あの、それって本当ですか?」


 俺の質問に奥様達は首を傾げつつ、説明にする。


「あら? 初めて来た子なのかしら?」

「そうみたいね」

「ちなみに本当よ。ソロモン学園は才能ある子を育成するためだから、様々な国や領土から来るわ」


 俺は奥様達の言葉を聞いて頷く。

 なるほど、ソロモン学園に入学すれば自由気ままにゴエティアを探索できるし、運良ければ仲間が手に入れるかもな。

 俺はそう思いながら奥様達にお礼を言う。


「色々教えてくれてありがとうございます。ココで失礼します」


 そう言ってココから去ろうとする。

 すると奥様達は俺に向けて声援を向ける。


「がんばってねー?」

「無茶したら駄目よー!」

「最後まで本気で取り組んでよねー!」


 俺はその声援を耳で聞いて頬がほころぶ。

 人から声援を送られたりするのって、中々嬉しくなってしまうな。

 そう思いながら今日泊まるための宿を探そうと、走っていると誰かとぶつかってしまう。


「ウワッ!?」

「キャア!」


 俺とぶつかった人は驚き、尻もちをついてしまう。

 イテテテ……うっかり前を見なかったな。

 俺はそう思いながら前を向く。

 前にいたのは尻もちをついた金髪の少女がいた。

 姿はブロンドのボブヘアー、目つきは普通のライムグリーンに片メカクレ、体格は少し細めだ。

 俺は目の前にいる金髪の少女に謝る。


「すまん、前を見ていなくて」

「イエ、こちらもすみません……」


 金髪の少女はそう言いながら苦笑いする。

 う~ん、だけど俺も悪いし、何か謝礼しないといけないな……。

 そう思っていると後ろから茶髪の少女がやって来る。

 姿は薄茶色のショート、丸目のイエロー、体格は中肉中背だ。

 茶髪の少女は首を傾げながら、金髪の少女に声かける。


「あれ、尻もちを着いてどうしたの?」

「あ、リザ」


 茶髪の少女は金髪の少女に手を差し伸べ、エステルはリザの手をつないで立ち上がる。

 俺も尻に着いた埃を手で払い、俺は二人に向けて質問する。


「えっと、失礼ですけど二人って知り合いなんですか?」


 俺の質問に茶髪の少女が答える。


「そうだよー。僕は人間種ヒューマンのリザ・メルル! で、金髪の妖精種フェアリー森妖精エルフはエステル・ラベットって言うの」

「ハイ。妖精種フェアリー人間種ヒューマンが住む国・ユグドラシルの住民です」


 俺は二人の言葉を聞いて唸る。

 ユグドラシル、そこは魔法と自然が特徴な国で、イーラエス王国と同盟を組んでおり、共に魔法について研究しているって聞いているぞ。

 それにしても――。

 俺はじっと金髪の少女もといエステルの方を見る。

 彼女の耳はとんがっており、瞳はライムグリーン、髪色が金髪。

 前世の頃、仕事仲間と話していた時を思い出すな。

 確かアイツ、「絶対エルフ美女をお嫁さんにしてー!」とかなんとか言っていたっけなぁ……。

 何て思っていると、エステルが首を傾げながら聞いてくる。


「えっと、私の顔に何かついていますか?」

「アッ」


 俺はそれを聞いてハッと我に返る。

 うっかり見過ぎたな。エルフって日本人からすれば凄い事だからな。

 俺はじっと見た事に対し、頭を搔きながら謝る。


「アハハ……初めて森妖精エルフを見たから、つい……」


 俺の謝罪にリザが頷きながら言う。


「確かに、森妖精エルフってユグドラシル以外にいない程の引きこもりだからねぇ」

「へぇ~」

「ちょっと、せめて探究者とか言ってよ!」


 リザの言葉にうなずき、その言い方にエステルは異を唱える。

 本当に親友に見えるな……。

 ット、そろそろ宿を見つけないとな。

 そう思うとリザが指をさして言う。


「宿を探しているなら、あっちの方が良いよ。料金は安いけど、中々設備が良いよ」


 俺は彼女の言葉を聞いてお礼を言う。


「オオ、すまんな。教えてくれサンキュー」

「良いよ、お互い頑張ろうね。行こ?」

「うん!」


 リザはそう言うとエステルと共にどこかに行く。

 その後は宿について、あした始まる入学試験に備えて早めに寝る。


ここまで読んでくださってありがとうございます!

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