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そして、三人は速攻で魔物達をやっつけた。
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「ありがとうございます! 冒険者様!!!
お礼に今日は、宴会を用意します」
三人は村人達に感謝され! その晩、宴会を行っていると……
魔物の残党がトロールを連れて村を襲って来た。
「アイツら、巨人なんて連れて来やがって……」
「何言ってんだ!? キバ、あれは巨人じゃなくてトロールだぞ! 本当の巨人は、人間味があって——もっと怖い……」
「そうなんすッか!? 俺は、大きな者は全て巨人と言う認識でした。これからは、気をつけます!」
「そんな悠長な事を言ってる場合じゃないでしょ! どうするの???」
「めんどくさいから……一気に蹴散らしてやろう」
そう言うと、フロックは黄金に輝く塊を一つ取り出すと……
「キバ、これを飲み込め!」
「なんすッか? この金玉は……」
「これは、コルバチョフのオルフェーブルのアレだ!」
「えっ!? コルバチョフの金玉ですか?
嫌すッよ! そんなの飲み込むなんて……」
「いいから、つべこべ言わず飲み込め!!!」
そう言うと、フロックはキバの口にコルバチョフの核を押し込んだ!!!
ゴックン……!!!
「ゔぇ〜〜〜最悪すッ!!!」
「どうだ!? オルフェーブルを感じるか……?」
「こ、これは……」
『キバは、オルフェーブルを取得しました!』
「何やってるんだ!? シロ……」
「ナレーションをしてあげてるのよ!」
鼻を摘んだシロがナレーションをしてくれていた。
「先輩! こんな大技、俺なんかが貰っちゃって良いんですか?」
「お前が倒したんだ。お前が貰う権利があるだろ! それに俺は、もうディープインパクトを持ってるし。この力を使ってアイツらを一掃するぞ!!!」
「分かったすッ! 先輩、やりましょう!!!」
そして、フロックは逃げ惑う村人達にキバを応援する事を要求する。
すると、村人達は皆んなキバを応援してくれた。
オルフェーブルは応援されればされるほど威力が上がる……
「行くぞ! キバ」
「はい! 先輩……」
「ディープインパクト!!!『オルフェーブル!!!』」
二人の放った技は、魔物達を一掃すると——その爆撃により村をも半壊させた。
パラ……パラ……パラパラ…………
「よしッ! 逃げるぞ! 二人とも!!!」
そう言って、フロックが走り出すと……二人も無言で、その後を追った。




