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「ど、どうしたんすッか!?」


「これは、これは、冒険者様! 今さっき魔物が村に侵入して来たから退治したところです」


「先輩! 大丈夫すッか!?」


 キバがフロックに駆け寄ると……


「こちらの魔物と知り合いですか?」


 そう言って、クワや斧などを振り上げる村人達……


「いや、違う……違くはないんですけど……」


 すると、シロが機転を効かせて


「そう、この魔物は私の使い魔なの……私は、召喚魔法も使える魔法少女よ!」


「そうでしたか、それは失礼しました。

 実は、この村は少し前から魔物の襲撃を受けており魔物に対して過敏に反応してしまうのです。どうか、お許しを……」


「そう言う事情があるなら仕方ないわ。

 なら、お詫びに泊まるところと食事を用意して頂戴!!!」


「図々しいすッね。お前……」


「良いのよ! どちらにしろ泊まる所は必要になるし」


「分かりました。こちらの手違いとは言え使い魔を殺してしまったのは、こちらの落ち度です! 食事と泊まる所を用意しましょう」


「ありがとう!」


「えっ!? そんな事より……先輩、死んだんすッか?」


「まだじんでなぃ……」


「先輩ーーー!!! 良かったすッ!!!」


 そうして、三人は今晩泊まる宿へと連れて行かれた。

 そこは、古ぼけた古民家で——キバとシロが荷物を下ろすと、息がある事を気づいた村人はフロックを家の柱にくくりつけた。


「一応、魔物ですから。念の為です!」


「……先輩、大丈夫すッか?」


「……ぁぁ……なんか昔を思い出す……」


「サンドバッグのアレすッね!」


「それそれ……」


「サンドバッグ!? 何それ???」


「昔の話っす!」



 そして、夜になると村長が食事を用意してくれた。

 三人は、それを食べながら……村を襲撃している魔物の事を村長に聞いた。



「そうなんすッね……だったら、その魔物達! 俺達が退治しますよ」


「本当ですか!? 冒険者様!」


「ええ、勿論すッよ!」


「お兄ちゃん、そんなに安請け合いして良いの? カエルさんにも聞いていないのに……」


「大丈夫すッよね。 先輩!!!」


 みんなの目線がフロックに集まると……ヨダレを垂らして寝ていたフロックが薄らと目を開ける。


「……ぁ……ぅん……」


「どうしたんすッか? 先輩、大丈夫すッか?」


「……ぁぁ……お前達との旅は、疲れる……なんでも良いから、寝かせてくれ……」


 そう言って眠りにつくフロック……


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