③
そして、謎の白髪の少女が仲間に加わった。
「改めて、自己紹介をする。
私は、シロと言う。ヒロイン担当に、持ってこいの白髪の美少女だろ! どうだ、どうだ——喜べ!!! しかも、魔法少女だぞ!」
「情報量が多すぎすッ……覚えらんないすッ……姉さんとキャラがかぶってるすッ」
そうやる気なく答えるキバは、このシロと言う少女が仲間になる事を喜んでは居なかった。
「まぁ、確かに……キャラはかぶってるかも知れないな」
「何処が、かぶってるの? あの人は、エルフだし——私は白髪の美少女よ!」
「姉さんも美少女だし……違いと言えば、髪の色と耳くらいすッよ! 被りまくってますよ」
「それだけ違えば、十分でしょ?」
「お前、ちゃんと俺達の容姿を見てから言え」
シロは、もう一度! ちゃんと二人を見てみると……一人は、半人範馬の男。そして、もう一人は、カエルのモンスター……それからすれば、エルフと人間の違いなど左程も内容に感じられた。
「ゔぅ〜ん……このままだと、エリアルが戻って来るまでの臨時の仲間になってしまうな」
「それで良いんじゃないすッか! お前なんて、姉さんが戻って来るまでの男性読者への供物すッよ!」
「何を言っている!? 私は、誰が何と言おうと居座るぞ!!!」
「いや、シロよ……キャラが被っている者を置く事は出来ない。それだけは、分かってくれ……」
そう涙ながらに訴えるフロック……
「えっ!? 本気なの?
なら、良いわよ! 私にもっとキャラが有れば良いのよね。
だったら、やってやろうじゃない!!!」
すると、シロは自分に魔法をかけると……みるみる身長が縮んで幼女となった。
「どう!? これなら、かぶってないでしょ」
「おお! 凄いな——お前、これなら行けるぞ!!!」
「マジすッか!? 最悪すッ……」
「へへッん! どうだ!!! 私の実力は」
「よしッ! と言うわけでキャラ設定も決まったし。これからどうする?」
「それは、もちろん。あのエルフのお姉ちゃんを追いましょ! そっちの方が、断然面白いわよ」
「シロ……お前!!! 分かってるねぇ〜」
「まぁ、コイツの事は気に入らないすッけど……それには賛成すッ!」
「と、言うわけでエリアルを追いかけよう!」
「「おおーーー!!!」」
そして、三人はエリアルを追いかける事になった。




