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決戦⑨

「エリアル、これを飲め!!!」


「えっ……飲まなくてもイケるんじゃない!?」


「飲んだ方が楽だ! 俺が……」


「何で、あんたが楽する為に飲まなきゃいけないのよ! 嫌よ——絶対に嫌!!!」


「つべこべ言わず飲みやがれ!!!」


 そう言うと、フロックはエリアルの口に無理矢理——液体を押し込んだ……

 エリアルは、むせて口と鼻から大量に液体を吹き出したが……体は、みるみるとカエルに変化して行った。


「げほッ……ゲホッ……フロック!!! 何するのよーーー!!!」


「エリアル、爪ガエルに変身だ! 敵がキバに近づかない様に、片っ端から切り刻んでやれ!!!」


「分かったわよ!」


 そう言うと、二人は爪ガエルに変身すると……次々に魔物達を切り刻んで行った。

 その勢いは、物凄く……それを見た魔物達が逃げ出すほどであったが、二人は——そんな事は、お構いなしに逃げる魔物も後ろから刻んで行った。





「…………何だ!? アイツらは……化け物か」


「あれが、あんたの父親を倒した。俺の尊敬する先輩すッよ!

 そんな事より——こっちも行きますよ!」


 そう言うと、体力の回復したキバは——魔法は使えないが……剣技でコルバチョフを圧倒して行く。


「どうしたんすッか! コルバチョフさん——さっきまでの勢いがないすッよ……オラオラオラオラーーー!!!」


「……くそ……この我が……こんな半端者に負けるとは……」


 そして、キバは見事にコルバチョフの首を討ち取った。


「やった〜!!! やったすッよ! 先輩、姉さん……」


「「えっ……ああ、終わった!?」」


「じゃー本陣に帰るか……」


 そして、二人はキバがコルバチョフを倒す間に敵戦力をほぼ壊滅させていた。


「…………」


 その後の魔物達は……


「コルバチョフ様が討ち取られた! 撤退だ!

撤退……」


 大将が討ち取られた為に、魔王軍は撤退した。



 それから本陣に戻った三人は……リサに呼び出され! フロックが物凄く怒られた。


「このカエルが!!! 今回は、お前は手を出すなと言っただろうが——!!!

 下の者の経験にならんだろうがーー!!!」


「……申し訳ございません。ボスぅ〜」


「こうなったら、もう良い! 興味が無くなった。

 こんな茶番、さっさと終わらせてやる! お前とエリアルで向かって、スネーク軍に特大魔法を二、三発——ぶっ放して来い!

 それで、この戦は終いだ」


「承知しました! BOSS——行くぞ。直ちに向かうぞ、エリアル!!!」


「何で、私まで……」


「お前ら二人のせいで、戦略もクソも無くなった。

 責任をとって終わらせて来い!」


「…………分かりました」


 そして、二人はスネーク軍の元に向かった。


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