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決戦⑤

「フロック、本当にキバに任せて大丈夫なんだろうな……」


「ええ、コルバチョフが出て来たと言う事は——大将戦になります。一対一ならキバなら、問題ないかと……」


「しかし、息子のコルバチョフも父ゴルバチョフに引けを取らない大技を持っていると聞くが……」


「オルフェーヴル! と言う技ですね。

 純粋な威力だけならディープインパクトの方が強いですが……仲間の歓声を受けるとオルフェーヴルは、威力が上がる事により。

 ディープインパクトをも超える威力を出すとも言われております!」


「ほぉ〜……それは、興味深い。一度、両技がぶつかる所を見てみたかったモノだな」


「ええ……でも、それは叶いません」


「そうであったな……」


 そんな深妙な雰囲気をぶち壊すフロックの一言……


「俺、ゴルバチョフ核からディープインパクト取り出しましたから使えますよ! ディープインパクト!」

 

 しかし、それを聞いた二人は……


「「やめておきましょう(こう)」」

 


 それから、場所は前線に移る。


 前線では、キバとコルバチョフがぶつかり合おうとしていた。


「やってくれましたね……コルバチョフ——もう、容赦しないすッよ!!!」


 父親とは違い黄金の毛並みを持つ。馬型の魔物のコルバチョフ——片手で大斧を担いでギバの前に立ち塞がる。


「先に仕掛けて来たのは、お前達の方だ!」


「そんな事を言ったって、あんたの父親が——お姫様を攫わなければ良かっただけじゃないすッか!」


「そんな事は、どうでもいい——我は、父を殺した者を見つけるまで、人間どもを殺し続けるだけだ!」


「えっ……あ、そうだったんすッか!?

 あんたの父親を殺したのは、先輩ですよ! 俺の知り合いなんで、呼びますか?」


「嘘つくな——!!! 父を殺した者は三人居たと聞いておる。

 父が、だった一人の人間などに負けるはずがない」


「実際は人間ではないすッけど……間違いなく。あんたの父親を殺したのは先輩すッよ! 俺もその場に居ましたから間違いないすッ!」


「お前も、その場に居たのか……ならば——殺す」


「やべ〜口が滑った……まぁ、いいすッよ!

 チャチャと先輩に、やっつけて貰おうと思ったんですッけど……こうなったら俺がやってやりますよ!!!」


 こうして、キバとコルバチョフの一騎討ちが始まった。

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