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エリアルも戦闘に参戦!!!
二人は、次々と虫を葬って行く……しかし、一向に虫の数——勢いは衰えない。
「どれだけ居るのよ! コイツら……」
「違うぞ! コイツらは、倒す度に増えてやがる……このままじゃジリ貧だ!
エリアル少しの間、時間を稼いでくれ」
「いや、無理無理——!!!」
「なら、MPポーションを飲んで魔法を使え——死の後の言っている場合じゃないだろ!
奥の手を使う為には、時間が必要なんだ」
「分かってるわよ!
ポーションは、もうとっくに飲んだわよ!!! それでも、無理なの。
一匹一匹が速いから対処するので、やっとよ」
「えっ……そうなの? なら、どうしよう……
俺もおおくの手を使いたいけど、溜める必要があるし……」
「溜めがいらない。奥の手は無いの!?」
「そんな都合の良いもの、あるかーーー!!!
この数を相手にするには、あの魔法が一番効率がいい……仕方ない。
まだ、試作品だが……試してみるか、あの薬を…………」
「何かあるなら、早く試しなさいよ!!!」
「お前が、そう言うなら……エリアル、これを飲め!!!
これは、俺の自然エネルギーを凝縮して抽出したものだ」
フロックは、エリアルにビンに入った白い液体を手渡した。
これは、フロックが巨人に捕まっている時に、暇でやる事が無かったので……ボーとして自然エネルギーを集めながら体内で生成していたもの。
「こ……これを飲むの……!? 私が……
でも、これを飲めば……カエルに変身できるのよ……ね……。でも、これは……抵抗が……」
エリアルは、すっごく悩んでいた……ポーションとMPポーションは、粘度は違えど色は同じ。見覚えが、ある色なら何とか行けるが……
この液体は、乳白色……なんか、抵抗がある。
「早くしろ! エリアル——もう、持たない!!!」
「うるさい! 分かってるから、焦らせないでよ!!!」
そう言うと、エリアルは……その液体を全て飲み干した。
「……なんか……喉ごしも、味も気持ちが悪い…………」
「吐くな! 吐くなよ! エリアル……」
「…………ワガッデル………………」
そして、エリアルの姿はカエルへと変化した。
「ヨッシャーーー! 成功だ!!!」
しかし、カエルに変化したエリアルは——グロッキー状態だった。
「エリアル、がんばれ!!! 俺は、魔力を溜めるから……後は頼んだぞ」
そして、グロッキーエリアルは必死に戦い続けた。
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「待たせたな! エリアル——準備は、整った!!!」




