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②ー⑤

 エリアルは、バタッバタッ! と、ダクトのフタをよじ登るとダクトへとダイブした。


「……はぁ……はぁ……危なかった〜……」


「エリアル、そのままダクトを使って逃げろ——母親の方が、お前の方に向かっている!」


「あんたは、どうするの?」


 フロックは、子供の巨人が棒で突っつくのに耐えながら……


「俺は、大丈夫だ!!!

 カエルの体にも戻ったし、何とかなる。だから、気にせず行ってくれ!」


「分かったわ! 後で、合流しましよ」


 そう言うとエリアルは、反対を向き走り出した。


 そして、フロックは、天井から滑り落ちた。


「ゔわぁぉあぁぁおぁーーー!!!」


 エリアルは、そのフロックの声は聞こえていたが……彼を信じて走り続けた。


 それもそのはず……エリアルを捕まえようとする母巨人の手がダクトの中に入って来て、それから必死で逃げていたからである。


「ちょっと……待って!!! この巨人の手、なんか伸びてない……マズイ! 本当にマズイんだけど!!!」


必死に逃げるエリアル……そして、落下するフロック……

 巨人の子供は、フロックの落下地点で口を大きく開けて待っている。


「怖!!! 丸呑みなんて、僕は嫌だ!

 なんて、言ってる場合じゃない」


 フロックは、空中で体をよじると落下地点の軌道をずらした。


ペト……


 巨人の額に降りると、急いでテーブルへと飛び移った。


「そう簡単に、俺を食べれると思うなよ!」


 しかし、巨人の子供は腕を伸ばしフロックを捕まえに来る!


「へッ! そう簡単に、捕まえられると思うなよ! このヌルヌルした俺様を……」



 一方で、エリアルの方は……


「ちょっと、何処まで伸びるのよ! この腕は……カエルの体じゃない今は、ヌルヌルしてないから捕まったら一貫の終わり……」


 エリアルは、母巨人の手から逃げながら必死に走る。


 そして、ダクトの穴へと落っこちてしまった。


「ゔわぁあぁぉぁぁぁぉぉぉぉーーー!!!」


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