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②ー④

 そして、フロックは冒険者達を転送魔法で地上へと送ると……


「ねぇ、向こうに送った冒険者達は大丈夫なの?」


「……まぁ……こっちに居るよりは安全だろう」


「確かに、そうね……」


「そんな事より! 俺達もここから離れるぞ」


「そうだった。

 ゆっくり話している場合じゃない——急ぎましょう!」


 それから二人は、天井からぶら下がるライトに舌を使いよじ登ると、天井に張り付きながら移動をしていると、巨人の子供と母親が戻って来た。


 巨人の親子は、テーブルの檻の中の人間が居なくなって居るのを確認すると大声で騒ぎ暴れ出した!!!


「うわぁ……揺れる揺れる……」


 二人は、天井に必死に掴まる。


「巨人達、凄く怒っている!!!」

「それは、そうだろ! 無駄口たたいてないで、掴まってろ!!!」


 それから、揺れがおさまると……


「落ち着いたみたいね……」


「そうだな……」


「それにしても、この体は便利ね。

 あんなに揺れていたのに落っこちないで掴まってられたわ!」


「そうだろ、そうだろ……人間になんて戻りたくなくなるだろ!」


「一生は、嫌だけど……そうね。

 この屋敷から脱出するまでは、人間には戻りたくはない。かもね」


「……エリアル…………お前、人間に戻ってるぞ…………」


「えっ!?」


 すると、エリアルは天井に掴まっていた手足が滑り出した。


「うわぁぁぁあぁぁぁーーーーー!!!」


 フロックは、瞬時に舌を伸ばしエリアルをキャッチする。


「お……おもひぃ……」


 エリアルは、ぶら〜ん……ぶら〜〜ん……と、揺れながら……ホッと、ため息を吐くと——下の巨人達は、大声を出したエリアルに気づいき……ボーと、ぶら下がったエリアルを眺めていた。


 そして、母親と子供が何か話すと巨人達は動き出した。


「フロック、フロック!!! 巨人達が……何か棒と台を用意している。

 ヤバいんじゃなの!? 早く何とかしてよ!!!」


「わ……分かってる…………」


「ヤバい! ヤバいって、早くフロック、早く!!!」


「エリアル、このまま振り子で——向こうのダクトまで、お前を飛ばす!!! 行くぞ!」


「分かった!!!」


「「い〜ち〜、にぃ〜〜の〜、さぁ〜〜ン!」」


 そして、エリアルは宙を飛び——ダクトへと一直線……


「いっ……けぇーーー!!! エリアル!!!」


「アイ キャン フラーーーーーイ!!!」


 エリアルがダクトへとぶつかる。


「ゔべぇッ……」


ガタンッ!


「エリアル! 急げ! ダクトのフタが外れたぞ!!!」


 エリアルは、バタッバタッ! と、ダクトのフタをよじ登るとダクトへとダイブした。


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