ダンジョン①ー④
「えっ!? なに!? この色……模様は……
ポイズンフロック?」
そして、口に含んだ弓矢に毒をコーティングして打ち出すと……
少しでも、かすったコボルト達が次々と倒れて行く。
「これなら楽勝ね!!!
……いや、フロックは近接戦闘で戦えと言ってなかった!? 今なら鱗ガエルに、姿も変えられる。試してみるか……」
それから、エリアルは鱗ガエルをイメージすると……姿が少しずつ変化して行く。
そして、全身に鱗が揃うと——コボルトのいる地面に降り立つ。
コボルトは、降りて来たエリアルに——爪による引っ掻き攻撃をして来るが……全身が鱗に覆われているエリアルには、全く効かなかった。
「チートじゃない。こんな能力……」
そう思うエリアルは、コボルト達に……ごめん。と、思いながら次々に残り半分のコボルトを滅殺して行く。
「ふぅ〜……やっと、終わった。
本当に、この体の便利ね……戦闘の時だけでも変身できる様にならないかしら」
そんな事を思っていると、何処からか……フロックの声が聞こえて来た。
「………ぉ〜………ぃ! ぉおーーーい!!!」
「あんたね! ちゃんと、説明してから居なくなりなさいよ!!!」
「ごめ〜〜〜ん。
お詫びに、ゴーレムの群れを連れて来たよ! 次は、コイツらと戦ってみてよ」
「ふざけんじゃないわよ! そんなに連続で、少しは休ませなさいよ!!!」
「あっ!
エリアル……俺! 手だけカエルに戻ったよ」
フロックは、手がカエルに戻って……とても機嫌が良かった。
「知らないわよ! そんな事!!! どぉーでもいい」
「次は、体液の使い方を覚えようか!?」
「話を聞けーーー!!!」
そして、分泌液の扱いを教わったエリアルはゴーレムの攻撃を滑らせて、ほとんど無効にして……ヌルヌル、ベトベトで、無傷でゴーレム数十体を倒した。
「この三階のエリアで、目ぼしいモンスターはこんなもんだろ。
次は、四階層に向かうぞ!」
「はぁ……はぁ……あんた、本当に……少し休ませなさいよ」
「えっ!? だって、エリアル無傷だろ?
早く次に行こうぜ!」
「無傷でも、休憩は必要よ……本当に、少しだけ休ませて!」
「仕方ないなぁ……」
そして、二人は休憩を取ると——フロックは、エリアルに体内で作る水系の速攻魔法を教えた。
「覚えた!? なら、出発しよう」
「…………」
そして、四階層へと進んだ。




