表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/56

ダンジョン①ー①

「ここがダンジョンにね……」


「早速、入ってみよう!!!」


「ねぇ……私、モンスターと間違えられて斬られたりしないわよね!?」


「……大丈夫だろ!?」


「今の間は、何? 本当に大丈夫なのよね!?」


「心配するな! 俺が必ず……治してやる!」


「斬られるの前提かいッ!!!」


 そんなこんなで、二人はダンジョンに入った。



「ダンジョンって、凄く広いのね……」


「ああ……俺も、このダンジョン初めて入ったけど——めちゃくちゃ広いな」


「あんたも初めてなの……ここ?」


「あまり行ったことはないと説明したじゃねーか。

 カエルの姿になってからは、斬り殺されるおそれがあるからダンジョンなんて、入った事無いぞ!」


「あんたね……私に何かあったら、ちゃんと守りなさいよ!」


「分かってるよ! あっ……! 冒険者だ!

こんには〜〜」


 フロックは、出会った冒険者達に元気よく挨拶をした。


 そして、冒険者達は


「…………」


「……お前、ここを山か何かと勘違いしているのか?

 しかも、嫌われカエルなんか連れて」


「ちゃんと、ただのモンスターじゃないって分かるんだ!?」


「当たり前だろ! このダンジョンには、カエルモンスターは出現しないし。

 そのカエルは、もともと有名だったが……

最近は、エルフのねぇーちゃんと一緒になってからは、ますます調子に乗ってやがるからな!」


「別に、調子になんて乗ってないぞ……」


「うるせー! お前に言ってる訳じゃねーよ」


 いきなり後ろから声が聞こえて来た!


「所で……お主達は、ダンジョンに何を求めるんじゃ?」


 フロックが冒険者と言い争いをしていると、突然! 年老いた魔法使いらしき老人が話をかけて来た。


「誰だ!? じいさん……」


 すると、お爺さんの問いに冒険者が答える。


「金だ! 金!!! ダンジョンに来る理由なんて、それ以外にあるはずがないだろ。

魔石は、売れば結構な金になるし……しかも、ダンジョンを攻略した者には——もれなく財宝と国王より貴族の位が貰える。

それを求めて、俺達は命を賭けてダンジョンを攻略するんだ!!!」


「正直で結構……でッ!? イケメンのお前さんは?」


「俺は……金には興味がねーし……貴族にもなりたくない。

 だから、ただの暇つぶしだ!」


「私達には、それが一番あった答えね……」


「他の者が、命を賭けて挑むダンジョンが暇潰しとは……フォフォフォフォ!!!

 これは、愉快愉快! お前さん達の活躍を楽しみにしているぞ……」


 そう言うと、老人は出口へと向かっていった。


「なんだ!? あいつ……」


 お爺さんの乱入で、言い争いが中断されたフロック達は——ダンジョンの奥へと進む事にした。


 そして、言い争いをした冒険者達は……われ先にとフロック達を置いて走っていった。


「アイツら、文句だけ言って先に行きやがって……次に会った時は、ギトギトにしてやる!」


「なに……油まみれにでもする気?

 今のアンタじゃ無理でしょ! 諦めなさい」


 そんな事を話しながらダンジョンを進む。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ