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『ズベ公』と 呼ばれたい!

作者: 黒楓
掲載日:2022/11/04

窓から差し込む朝の陽ざしの中、


私は、部屋の中のつっぽり棒に引っ掛けてある水色の折り畳み角ハンガーから下着を外してる。


両肩にピンチ跡が付いた白シンプルなタンクトップは首回りが完全によれてダボダボだ。


スカートレスパンツ派の功罪か…ベージュ色のショーツは布に毛玉ができ、クロッチも痛んできている。


もし、私が“いかがわしい覆面ウーマン”として、このショーツを頭からズッポリ被ってみても…『視野の確保が出来てしまうのでは』思うくらいに生地も薄くなってしまっている。


試しに()()()のスウェットの上から履いてみた。


やっぱりスウェットのグレーが透けて見える。


魅せる下着とは縁遠い立ち位置の私の持ち物達…



私の中の自虐心が悪戯っ子の様に頭をもたげる。


『この子達の最後を魅せる下着として終わらせてあげよう』


11月の声を聞いて…目覚めの部屋はシンと冷たい。


エアコンのスイッチを入れ、ガラガラと唸り出す音を聞いてから…お寝間を全部脱ぎ散らかして、このショーツを履き、素肌の上に直接タンクトップを被る。


髪も解いて両肩に這わせ仕上げてから…姿見の布をたくし上げて、この身を映す。


いやいやこれじゃ囚人写真だろう…


スツールを引き寄せ片足をのっけてポーズを取って見る。


うん! まあまあな透け具合だ。


今度はそのまま上半身を傾けて品を作ってみる。


しかし、何の効用もない。


首元に指を掛け、グイっと引っ張ってみたが…


あまりにも“平坦”で“乏しい”私のからだは


セクシーのセの字も出せないようだ。


そうなると透けるだけのモノは

単に汚いだけで


醜悪さだけが鼻に突く!


ああ!!

綺麗になりたいなんて!

望んじゃいない


せめて!!


『ズベ公』と

呼ばれたい!


まったくもって役に立たない“私”のお話です。



アハハハ


笑うしかない…



ご感想、レビュー、ブクマ、ご評価、いいね 切に切にお待ちしています!!<m(__)m>


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― 新着の感想 ―
[良い点]  読みやすいです。途中何度となく期待させられては、あれっという繰り返しでテクニック?ですかね。 [気になる点]  何かどこかでひとひねり、とは思いましたが。 [一言]  タイトルに騙されて…
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