第1章登場人物一覧
登場人物一覧表です。
メスティ(第1話登場)
魔導農家の加護を持つ。魔法学校時代は天才と呼ばれ、平民でありながら貴族達からも一目置かれていた。また騎士団の団長や賢者と呼ばれる錬金術師に信頼されている。
幼少期の記憶はない。生まれ故郷の村はモンスターの襲撃により消え去った。現在は国から準男爵の地位と広大な無人の土地を授かり、森の中で自給自足の生活を送る。
近くの村の老人(第1話登場)
小さな村の村長。読み書きと計算が多少できるため、年に1度村の物品を街へ売りに行き、村に足りないものを購入している。行商人が来ることを期待しているのだが、この辺りに来るような奇特な行商人はいないため諦めている。
鑑定官(第1話登場)
国家認定の鑑定官。鑑定の加護という希少加護の持ち主。対象の魔力量、保有加護、加護の成長度合いを見極める。さらに物品の真贋や変装なども見破ることができる。戦闘能力こそないが、国に一つは必要な重要加護。最近ストレスのせいか太ってきたのが悩み。
ゲストルニー(第1話登場)
戦士の加護を持つ。子爵家の三男であり、メスティと同期の魔法学校の学生。現在は学園を卒業し、騎士見習いをしている。ただメスティとのトラブルの影響で騎士見習いとしての期間が延長された。
ポーラ(第1話登場)
魔法騎士の加護を持つ。男爵家の長女であり、魔法学校ではメスティに次ぐ秀才とされる。現在は学園を卒業し騎士見習いをしている。ただもうすぐ見習い期間が終わり、遠征訓練を行う予定。上級加護を保有しているので将来は騎士団の隊長になると噂されている。
アリル(第3話登場)
錬金術の加護を持つ。貧しい村の出身だが、兄弟共々村から追い出され、現在はメスティの領民として暮らしている。ちなみに4兄弟の末の妹。メスティに錬金術を学んでおり、飛躍的な成長を遂げている。メスティに恋心を抱いているが、ツルペタなためメスティはその辺りは全く気にしていない。
ガル(第3話登場)
4兄弟の長男。魔力こそ持たないが、勤勉な仕事の態度にメスティからは信頼されている。最近の悩みは年齢的に結婚したい年頃なのだが、相手がここにはいないので早く街に行って婚活したい。
ギッド(第3話登場)
4兄弟の次男。魔力はないが、細かいところに気がきく。割とおしゃべりなのでムードメーカーになってくれる。またガルと同じで結婚したい年頃。オシャレにも気を使うようになり、皆が髪を切る際はギッドに任せている。
ゴラス(第3話登場)
4兄弟の三男。4人の中で一番の力持ち。黙々と作業をすることが多く、少し働きすぎることがある。上の2人が結婚に焦っている姿を見てそういうことも考え始めるようになった。
ポードライト(第12話登場)
ギルドの受付嬢。その勤勉な姿からメスティにギルドで尊敬できる人の一人に数えられる。実際に仕事は早く、多くのギルド員から慕われている。ただあまりに仕事ができるため、近寄りがたく婚期を逃している。周りがどんどん結婚していくので徐々に焦りが出始めた。
ハドウィック(第12話登場)
元孤児院出身のギルド所属の傭兵。傭兵としてのランクは銀1級。ギルド内でも上位に入る手練れの傭兵。魔力を持たないため、いけても金2級くらいだと思い今のランクで満足している。絡み屋ハドウィック、お節介ハドウィックなどと呼ばれている。
ギルド内での好感度は高く、ハドウィックのためならタダで戦うというものも多い。メスティもハドなら信頼できると高評価している。
ルーナ(第13話登場)
ハドウィックの妻。子供が3人おり、冬の間にもう一人出産し、現在4人の子宝に恵まれる。一般家庭の出身だったが、小遣い稼ぎに何人かでギルドで採取依頼を受けていた。
そんなある日ハドウィックに絡まれた。最初はこんな嫌な奴がいるのかと憤慨していたが、その後絡んできたのは採取地周辺に野盗が出るため、しばらく採取をやめさせるためだと判明。そのことを知りお礼に何度か会っているうちに好きになってルーナから告白。その後はあっという間の結婚であった。
ミロトパース(第13話登場)
王城の警備主任の一人。男爵家の四男。魔力量が少なく、戦闘もお粗末。しかし媚びるのがうまく、貴族を相手にした時の対応が上手い。部下には好かれていないが、面倒な貴族の来客の時にはこいつに任せれば上手くいくと、そこだけは評価されている。
メラギウス(第14話登場)
希少な錬金術の加護を持つ。メスティの師匠の一人でメスティからは先生と呼ばれている。周辺国からも錬金術の腕前は認められており、賢者と呼ばれ一目置かれている。ただ奇人変人の類で人の名前は覚えないし、一定以上の知識がないと人として認められない。それからお金は研究費になるからと飯を奢ることもなければ衣服を買わず、誰かから貰ったもので過ごすことが多い。
ただメスティのことは非常に好ましく思っており、飯は奢るわ重要な研究資料は見せるわ欲しいものならなんでもくれてやる始末。
河童(第16話登場)
緑色の肌をしたハゲ。前面から背中にかけて甲羅がついている。本人曰くこれは脱着可能らしい。このあたりの者ではないようだが、詳しい場所は不明。魔導相撲という信仰系魔導加護の祝福者。その中の河童相撲という流派をやっているらしい。
かなりの実力者だが、その真の実力は不明。ただメスティが感じる限り、この河童以上に強いものは知らないということ。キュウリを尻子玉と呼び、好物なのか毎日よく食べている。キュウリを使えば大抵のお願いは聞いてくれそうだ。
バラク・メルトーファ(第18話登場)
国の英雄と呼ばれ、騎士団の団長を務める。メスティの剣の師匠でもあり、間違いなく国内最強。周辺国もバラクがいるのなら手を出すのはやめた方が良いと戦いを避けている。なおなんの加護かは知られぬように秘匿している。
メラギウス同様メスティのことを好ましく思っており、メスティのために本気で大臣の席を用意しようとしていた。また酒の席では一部の信頼できる部下に俺の後を継げるのはメスティだけだと豪語していた。
次回から第2章始まります。




