四頁 前夜祭
タイトル変わってるとか言わない
えーと……イメージイメージっと。
耐性スキルってのはアニメとかでもよくあるし……うーん……。熱、熱……。
*耐性:熱変動耐性を獲得しました。*
おぉぉ!! やってみるものだな! てか想像具現化すげぇな!! スキルも作れるのか……、
よし、万が一に備えてチート性能にしとくか、俺の体っ!!
とまぁそんなこんなで魔改造されたのであった。
*耐性:物理攻撃耐性、特殊攻撃耐性を獲得しました。*
*結界:防護結界を獲得しました。
常時自身に展開します。*
*物理・特殊攻撃耐性を獲得したことにより、エクストラスキル攻撃無効へと統合しました。*
おっと!
そんなことがあるのか! てか結界とか強そ!
エクストラスキルも、普通のスキルより威力も性能も桁違いに優れていそうだし!
仮に敵に遭遇してもおっけーだな!!
こんなことなら近くの国にでもいってみるか!
いや……おいおいおい待てよ……。
攻撃手段がない……何か攻撃スキルを作らないと……!
まあ、そんなことよりまずは疲れを癒そう!
と異世界で初めての野宿をすることになるのであった。
今日はもう寝るとするか。
えっと、ウィンドウ開いてっと……。
[寝袋]を取り出すっ!
そして俺はその中に入り込んだ。
スヤァ……。
こうして、はちゃめちゃな異世界ライフの初日は終わったのであった。
朝だ!
うぅっ……こっちの世界でも朝日は綺麗だな……。
と、そこの川で口をゆすいで、顔を洗って昨日の続きに取り掛かる!
今日中に街へ向けて出発したい!
美人の人とかいちゃったりするのかなぁ……うへへ。
出発の前に、俺は別のことを考えていた。
攻撃か……何するかな……。
あ!
理科で先生が言ってたあれとかできるのかな? ひっひっひ……。
悪い顔してるなあー俺! と、自分でも思った。
何をしようとしているかというと、水蒸気爆発だ!!
気が狂ったわけではないぞ? それにそんな超大爆発! とかそういうレベルにするわけはないので、そこは安心しとけよ!!
てな訳で、っと。
そもそも水蒸気爆発ってのは何なのか。
俺は、水がじゅって熱せられて水蒸気になって、体積が1700倍くらいにブワァって増えて、なんやかんやで爆発するって認識です。
まあ、ものは試しだよね!
空気中の酸素に着火して火種を生み出して……生まれた炎に酸素をいっぱい加えてどんどん温度を上げていく!
お! 炎が青くなった!! 案外簡単だな!
じゃ次は威力あげるために水素を混ぜて混合気を纏わせて〜、お互いを決して触れさせない様にして〜……。
いわゆる全体反応型の爆発の準備が整ったわけだ!
これだと威力が強すぎるかもなので、適当に火山っぽい山のてっぺんに向かって作ったこいつをぶちかます……!
飛んでいったそいつは大きな爆発を起こしてまるで噴火のような……ってこれ強すぎるな……!? 封印か……?
こりゃあの子が言ってた戦争用ってのにも納得がいくな。
心なしか衝撃波とちょっと違うものが体と心にズンッと響いた。
対人戦とかではそのまま火だけ使ったりするか……。
と思った矢先、一応さっきの頭おかしいやつをすぐに使えるようになったのか、スキルを獲得した。
*スキル:水蒸気爆発を獲得しました。*
まずいですよ! なんということだ……兵器利用加速中じゃねぇか。
とにもかくにも、これで戦う手段を手に入れる事が出来た!
若干オーバーキルになるかもですし? 威力は調整しますとも……ええもちろん!
こうして、俺は旅立つ準備を整えたのであった!
…………街へ行くったってそもそもどこへ行けばいいのやら……。
あ、地図使えるんじゃね?
ウィンドウを開き[地図]を取り出す――といっても視界の右上に固定されてる感じだ。
ゲーム内と同じ地図が有効化されただけなんだが……。
よし! あの女の子が言うには……ウェミシアだっけか、それってどこだ?
「あったぁ! ウェミシア王国!」
行くぞ、ウェミシア!
そんなこんなで転生した場所のこの森・オーニル大森林を立ち、俺はウェミシア王国へ出発するのであった。
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ステータス紹介
名前:志水 亮太
種族:人類種
魔法:なし
称号:なし
技能スキル:エクストラスキル『想像具現化』
エクストラスキル 『水蒸気爆発』
結界:防護結界
自分のオーラを隠したり、文字通り攻撃の緩和もする。
耐性:熱変動耐性
攻撃無効(エクストラ耐性スキル)
これには物理、特殊耐性の効果もある。
はぁ..はぁ...導入に文字を割きすぎた...でも導入しっかりしてないとですしね...
次お楽しみに!