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書生備忘録/Memorandum Of The Student  作者: さりす
新生活-Genesis
22/36

二十頁 光陰矢の如し

こんにちは。これからがしんどいんですよねぇ...読みにくいなどあれば感想まで...

時がながれ5時間目、待ちに待つものこそ少ない演習の時間。

運動場と中庭のそのさらに隣に置かれた演習場へとクラスのみんなが集められた。


「おい、亮太先日あの見学のときにやってのけたあれはもう一度できるか。無論威力は下げてもらうが」

「はい、それは先日見せた、アレを威力を下げて適度に出力することが、今、この場において可能か?と言うことですね?ーーはい、可能です」

「では、想定される状況は防衛、かつ敵戦力が優勢の場合だ、あそこの的に向けて打ってみろ。防護の結界が貼ってあるが一応威力は下げろ。」


「はい」

想定状況を悪化させ、貴様にやってのけられるのかという問いかけを視線に乗せる。

だが、返答は迅速なもの。

まるで、軽い問いかけに応じるかのようなごくごく冷静な返答。

むしろ、これが魔導士としての有るべき模範なのかとすら、錯覚させるほどあっさりと、

葛藤も、躊躇も存在していないとすら見えるそれには

つまりは、気負いがないのだ。気兼ねなくーー

そう、歩けと言われて、歩く程度、普通にできるというような感じで。


「威力は落としてっと...」


さながら優秀な士官候補生を演じたところで

こう言うところではあまり派手にしない方がいいと、そんな所見があった、気がする。

「はぁっ!!」


** *


分隊の将校たちは、訓練時、徹底した遂行能力を強要されたという。

きちんとやるか、私に処分されるか選べ、そう言うことだろう。

反抗した瞬間躊躇なくライフルで撃たれる

いや、名目上の理由は、銃の暴発事故。

そんな恐ろしいことはここでは起こりえない。

それはあくまで旧世代のものである。そう信じていたい

いや実際はそうなのだが...

怖いことを経験してきたであろう人たちが僕等が帰る前にこっそり教えてくれたこと


・・・帰ったら色々聞かれたり怒られたりするかもだね...君はよくやったよ。ありがとう


以前採用していた、この文字通り鉄血の統制によってあの将校さんたちは生まれたのであろう。

あぁ...悲しきかな...


** *


魔法によって空中に浮かんでいる巨大な岩石の塊

ひいては的さんに僕の水蒸気爆発(スチームバースト)が飛んでいく。

距離的にも着弾までは数秒とかからなかった

ドーンっ!と言う聞き覚えのある轟音が響く

パラパラと散っていく的さん。


それを見て先生が意を決して訊ねた

「...やはりそれでも威力を落としているのか...?」

すると周りにいた他のみんなも薄白い肌色の頬をかすかに膨らませ少し頷いた。

「はい......。落とせと言われたのでかなり落としました...先日見せたあの時のやつはまごうことなく全力のものでしたが。」

「亮太......」

にしてもここ最近これを打ちすぎて、強張っている両腕をぶらぶらさせつつ亮太は呟いた。

「な、何か問題が...?っ!もしかして塵すら残さず完全に壊さなきゃですかね...?」

魔力量は及ばずとも、その技量であればミリにさえ匹敵するであろう、某魔導師が錬成した、「絶対に壊れない的くん」をたったの一撃、()()()()()()()()()()()で破壊せしめたのだ。亮太の疲労具合は先日のものと比べて全くないように見て取れる、それが()()()下げた、と言うことの確たる証拠であろう。

「君はアレを学内では使用しないようにしろ...な?」

仕事終わりの職人を労う如くスポーツドリンクを差し出しながらティルディア先生が疲れた声で答えた。


コップを受け取るとごくごく飲むと、まぁだいたい予想はしてたよ。と言わんばかりにふぅっと息を吐き独り言ちた

「はい...わかりました...」


学校で突然執り行われた演習、それも僕だけのもの。

まぁ、この間見せたアレは相当やばかったのだろうな。

しかも、演習で使われた「絶対に壊れない的くん」訂正、「絶対に壊れない的くん(故)」はミリにも匹敵する技量の持ち主が作ったものだとミリにあとから告げられた時は、教室への帰り道の廊下でたっぷりと3秒ほど静止したものだ。


と、こういった厄介ごともあったりしたが、やはりまだ学生。そんなものたちを実地に赴かせるのは却下と言うことで(この前のように何があるかわからないし...)当分の実地研修は中止ということでまとまったらしい。ということは3年あるうちの残りの主な行事は魔導体育大会(模擬戦が主)と、3年が担当する文化祭くらいになったのであった。

ちなみに3年の過程を終えると無事ーー

と言えるかはわからんが軍、またはそれに準ずる仕事へとつくことができるらしい。今の段階ではまだ僕は進路をどうするか考えていない。あぁちなみにミリさんは魔導師の称号を持っているほどの才女なので軍入りが確実視されているそうだ。

こんにちはこんばんは読者諸君。塩島さんだぁよっ!♡ーーおっと今画面の向こうで辛辣な声が、というのは空耳だろうな。今回もありがとうございました。評価感想は励みになりますのでぜひ〜

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