十八頁 達意の言葉
おはようございます(午後11時定期)
しんと静まり返った部屋の中に、僕の親愛なる隣人の声が切々と響き渡り続けるのであった。
「ーーほんっっとに!心配かけて!!そんなことよりあれは何よ!あんな魔法見た事ないわ!!それに、君の魔力じゃあんなもの使えるはずがないじゃない!」
ミリは自分の発言に対して汗顔のいたりとでもいうものを感じたのか少しばかり言い直し。
「と、とりあえず説明してもらうわよ!」
時間にして数秒の間をあけて再度放たれたその言葉に僕は、はぁ。と祈るようにため息を吐いた。
ーーついにこの瞬間が来たのか……
ミリの顔には未だに戸惑いや、心配の色が浮かんでいる。そりゃそうだろう、おそらく自分をも凌駕する魔法をいきなり見せつけられて、はい、すぐ納得ね。ともいかないだろう。
まぁ僕自身、自分でさえ未だにさすがに不正説さえある。と思っているのだから。スキルについては未だに曖昧なところさえあるのだ。
怪訝な表情で見つめるミリは言葉をこぼす。
「ねぇ…聞いてる??無視!?まさか無視してるの!?こぉたぁえてよおおお!」
いつもは清楚に振舞っているミリも家ではこれだからなぁ
※ ※ ※
(回想シーン学校)
クラスメイト「あ、あの!ミリさん!」
ミリ「あら、なにかしら?オホホ」
クラスメイト「ファンです!…その…友達になってください!」
ミリ「えぇ!構いませんよ!オホホ」
※ ※ ※
「ねぇ、今なにか良からぬこと考えたでしょ。」
そんなことはない。と否定するようなことは出来ないですね。
「言わなきゃダメ??」
即答かよ。と言いたくなるほど刹那の後
「うん。もちろん!」
ここまで言われては仕方ないだろう、彼女だけになら明かしておこう。僕達の仲だ……まぁ大丈夫であろう。
「わかったよ…他の人には絶対内緒だからね…」
「うん……わかった!」
※ ※ ※
あああ!!あの時の迂闊な口を呪いたい!!
「えー!やっべぇー!亮太のアレってスキルなのかよ!」
「えー!スキル持ちなの?亮太くん!かっこいいー!」
「えへへ、ありがとう!ーーって」
いやいや、そんなことはどうでもいい。
そうである。これを明かしたのは彼女である。
彼女?はて、誰であろう…
こいつ!彼女である!
「ちょっとお!?ミリさん!なんで言ってるんですかねえー?」
ほんとうにこの言葉に尽きる。この子に言ってしまった僕が馬鹿だったのだとーー
いやまぁでもスキルはこれだけ(スチームバースト)
と言っておいたので、ほかのやっべぇやつはまだ隠せている。絶対に使わない。やばい時にしか使わない。そう心に深く決意した亮太であった。
ちょっと仮眠とっていいですか?(いいです←空耳)




