一頁 プロローグ/他愛もない話
初稿です。よろしくお願いします。拙い文章ですが、だんだん成長が垣間見得る事と思います。この小説、多分、駄文。ヒャッハァ!最高に面白いぜぇ!(:3 」 ∠)
タイトルロゴは仮です。
以下より連載開始です、よろしくお願いします
※ ※ ※
ある時、ふと目が覚めた。
ここはどこだろうか、見覚えのあるような場所ではないことは確かだ。
暗すぎるそれはーー静寂をもってそこが現実の世界のものではないと亮太に告げた。
いままでの時間が数分だったのか数時間だったのかはよく覚えていないーー
否、わからない。
正直言うと意識もはっきりとしない。
そんな状態でもある程度時間が過ぎると、
不安と恐怖が交錯し
まずい!やばい!
と、言ったような様々な感情が我ぞ我ぞと溢れんばかりに込み上げてくる。次第に焦りも浮かんでくる
いったい僕はどこに来ちゃったんだ…?
「なんだこれ……? 夢じゃなかったのか?」
そんな時、真っ暗なあの場所にいた時のあの声がふと思い出されるーー
※ ※ ※
まるで恒例行事のようになりつつある長い夜更かしを終え、今日も朝が来た。何の変哲もないいつも通りの朝であった。
今日は休日であることを願うばかりだが、そんな願いも無駄になるのである、今日は月曜。吐き捨てるように呟く
「今日も学校……終われば塾……はぁ……」
そう嘆きながら支度を済ませ登校。クラスのリーダー格という訳でもなく、すみっこぐらしグループという訳でもない俺は、目立つ特技もなく至って普通の中学生だ。
だが強いて言えば、自信があるのは、やればやった分だけ――小学生の頃から無理やりにでも通わされた塾のおかげで――結果になってくれる勉強であった。
成績はクラスでもいい方。特に理科と英語、社会は得意である。暗記には自信がある。俺みたいなやつはきっとたくさんいる、そう思っている。
学校を終え塾へ。今日は午前授業のため、学校は早く終わった。受験を控えているため勉強には力が入る。
「さぁ、今日の授業は……?」
僕は恐る恐る塾の予定表を見た。
「数学と英語か……宿題終わったし行くか」と時間ギリギリ間に合ったことに安堵するも見ていたアニメを途中で再生停止し、玄関へ向かう。
自転車にまたがって塾に向かった。
得意とは言えない数学の授業。気が進まない。決して嫌いなわけではないのだ、勘違いしないでほしい。
「確か今日はなんか数学のテストがあったよな……」
僕はそんなことを考えていたのだった。
なんということもない普通の学生。
学校でも特に目立たないような位置づけ。
だれであろう。僕である。
幼い頃ーーというか物心のつく前に、
両親は離婚、双方納得のいく離婚だったそうだ。
母に引き取られ、再婚したお父さんに養って貰っていた。今はとても幸せだ。よくテレビである虐待とかそういったことも無い。習い事や塾も行かしてもらっていた…いや、辞めておこうこの話は重いですねって誰に話してるんだろう…と。
身長も低い訳ではなく、運動も大嫌い…という訳でもないことも無い。まぁどちらかと言えば苦手なんだけどね
塾や諸々が忙しいというのもあるが、あまり友達はいない。言い訳している訳では無い、そりゃ、部活とか?クラスとかに話す友達とかは沢山いますよ?
何故そんなことを考えているのかって?それはーー
ある時、僕がのほほんと交差点で信号をいまかいまかと。
やべぇ遅れる!
と待っていると。
「おー!亮太!」
気色悪い笑顔で僕の方にむかってやってくる、爽やかな少年。
同じ塾へ通う仲間同じ学校の友達である。
僕と同じくらいの学力で、いつもテストで競い合ったりクラブを一緒にサボったりする仲である。
そう、今日はこいつと塾に行くのである。ちなみにこいつ「安永 京介」は、言うなれば、生粋の陽キャである!
僕とは真反対の…って僕は別に陰キャではないのだがね、どちらか?と言われると難しいな言うなれば陰よりの陽である。
そして、京介は実は僕よりも少しだけだが平均点数が低い。そこだけは勝っていたい。
そんなこいつと今日は久々に塾への進軍途中に遭遇ーー
これは果たして偶然か?
まぁいいや、塾だ塾、と他愛もないクラスの派閥事情の話などをこぼしたり他にもっ…て
ちなみに、こいつの存在がつい、自分はなんでこんなにも普通であるのか?と考えてしまった理由であるとも。
「おう!結構久しぶりやな!」
僕は様々な思いを込めながらそう言い放つ。
「は?久しぶりって学校で会ったばかりなんですがそれは。
いやーにしても、今回の期末は範囲広いなぁ、緊張するうう!二次方程式とかむずいなぁ…笑、お前数学得意なんやっけ?また今度教えてや!」
そう言いながらさも冗談ですよ?と言わんばかりに笑いながら言う彼。しかぁし!だが!But!
緊張するだ?緊張してるのは僕の方だ。そもそも僕は数学は苦手だ。毎回テストの点を言い合う時も数学だけは点を言っていないのである。察しろ!いや察した上であえて言ってるのか?あ?ド畜生め!
そもそも、理科が得意というだけで、数学もまぁなんとかなるの法則は、頭の中からDeleteして欲しい。
「まじかよ。でも数学なんかさ、公式&代入ゲーやし、図形でもなけりゃ教えようがないよなぁ〜」
やはり京介は笑っている。
お前が言うな、そういうことは分かっている。
「代入ゲーは、まじであるな」
ある程度は共感しつつ僕は「でもさ?」と続ける
「ほら、因数分解とか使わないとじゃん?それの使い方とかさ…?」
「うーん。でも解の公式使ったら終わるしなぁ、因数分解とかやったらもう、僕じゃなくて先生に聞けばいいんじゃね?」
また誤魔化したのである!
ついつい、ネタ方向(?)に進み始めてしまった。
僕はこと数学に関しては、どちらかと言えば苦手なだけで、嫌いなわけではないのだが、やはり…苦手に変わりはなく、あまりその話はして欲しくない。
実は京介は冗談で言っているだけで、こいつの得意教科は数学なのだ。
くそったれ!京介!お前が僕に教えろや!!そう心の中で叫ぶ
口に出さない僕!かっこいい!リスペクトっす!
冗談ながらも僕に皮肉を食らわしたこいつは、まじでこの後でどうにかしてやりたいものだ!
いやまぁ、京介は僕が数学も出来ると考えているから、皮肉のつもりでは無いのだが、、
爽やかさがあり、後味すっきり系のこいつはほんと、THE陽キャなのである。
「確かにそうやな!ありがと塾の先生にでも聞いてくるわ!!」
これ以上こいつと話していると僕の先ほどの深傷が心の中から漏れ出そうになっているのを感じて僕はその場を笑って受け流すのであった...
気に止めて頂きありがとうございます。拙作でございますが何卒…!
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